事業概要

  • このリンクをシェア
  • ツイート

「地熱バイナリー発電方式」の概要

バイナリー発電とは

バイナリー発電とは、加熱源により沸点の低い媒体を加熱・蒸発させてその蒸気でタービンを回す方式です。加熱源系統と媒体系統の二つの熱サイクルを利用して発電することから、バイナリーサイクル(Binary(注)-Cycle)発電と呼ばれており、地熱発電などで利用されています。
地熱バイナリー発電では、低沸点媒体を利用することにより、媒体の加熱源に従来方式では利用できない低温の蒸気・熱水を利用することができます。
発電システムとしては、加熱源としての蒸気・熱水サイクルと代替フロンを用いた媒体サイクルで構成されており、これに対して、従来方式は蒸気・熱水サイクルのみで構成されています。
今回の山川発電所の実証試験においては、地下に還元する熱水を気水分離し、加熱源として使用することとしています。

(注)Binaryとは「2つの」という意味であり、Binary-Cycleは熱サイクルを二つ利用しているという意味です。

各発電システムのフロー図比較

バイナリー系統フロー図

バイナリー系統フロー図

従来方式フロー図

従来方式フロー図