苅田発電所新1号機 設備の概要・特徴
設備の概要

加圧流動床複合発電の概要図
ちょうかん
〔発電所 鳥瞰図〕 
発電所鳥瞰図

 苅田新1号機は,高効率で環境にやさしい石炭火力発電の新技術として注目されている加圧流動床複合発電方式(PFBC:Pressurized Fluidized Bed Combustion)を採用し,その出力は36万kWとPFBCとしては世界最大のユニットです。
 加圧流動床複合発電方式とは,圧力容器内に収納した流動床ボイラーから発生した高温・高圧の蒸気により蒸気タービンを回して発電するとともに,ボイラーの排ガスによりガスタービンを回して発電する方式です。


設備の特徴

 加圧流動床複合発電方式は,コンバインド発電方式のため,高い発電効率を得ることができ,さらにガスタービン空気圧縮機を使用することで大型補機が不要となり,所内動力が低減されるため,従来型の微粉炭発電に比べ,送電端効率は約2%高くなります。
 さらに,燃料を加圧下で燃焼させるため,ボイラーを小型化できるほか,ボイラー内部で硫黄酸化物を除去する炉内脱硫方式により,排煙脱硫装置が不要となることなどから,発電所をコンパクトにつくることができるという特徴があります。

■加圧流動床複合発電の特徴

項目 加圧流動床複合発電 従来型微粉炭焚発電
高効率 発電端効率 約43% 約42%
送電端効率 約42% 約40%
環境対策 硫黄酸化物 炉内脱硫(排煙脱硫装置不要) 排煙脱硫装置
窒素酸化物 低温燃焼+排煙脱硝装置 排煙脱硝装置
コンパクト 設置面積 約60% 100%

海を航行するバージ船の写真 また,建設においてはコスト低減を図るため,旧1号機(昭和63年廃止)の本館建屋,取放水設備,煙突等の再活用を行っているほか,建設工法においてもボイラーを事前に工場内で圧力容器に組込み,バージ船で現地に輸送し,据付ける方式を採用することで,現地作業の大幅な省力化を図りました。


主要設備の紹介

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