アカガシ ブナ科~
アカガシ ブナ科
山地に生える常緑の高木で、高さは20~25メートルになる。材に赤みがあるのでこの名がある。樹皮は緑灰黒色で、大木になるとかさぶた状にはがれる。葉は長楕円形で、長さ7~13センチメートル、先は長く伸び、全縁で3センチメートルほどの長い葉柄がある。どんぐりは2年目に熟し、長さ2センチメートルほどのまるまるとしたものが多い。
花期:5~6月 実:10~11月アラカシ ブナ科
山野に生える常緑の高木で、高さは15~20メートルになる。葉は楕円形で、上半分に大型の鋸歯がある。葉がやや大きく鋸歯が粗いのでこの名がある。似たものにシラカシがあるが、葉裏に毛があるのが特徴。どんぐりは長さ2センチメートルほどの楕円形で年内に熟す。
花期:4~5月 実:11月イチイガシ ブナ科
山野に生える常緑の高木で、高さは30メートルにもなる。神社の境内にもよく植えられている。葉には鋸歯があり、裏面には黄褐色の毛が密生しているのが特徴。どんぐりは長さ1センチメートル程度の卵形で年内に熟す。
花期:4~5月 実:11月イロハモミジ カエデ科
山地に生え、紅葉を代表する木。落葉の高木で、高さは10~25メートルになる。イロハカエデともいい、モミジは紅葉した状態、カエデはカエルの手に葉の形が似ていることによる。また、イロハは葉を「イロハニホヘト」と数えることによる。
花期:4~5月ウバメガシ
海岸近くの山地に生える常緑の高木で、高さは10メートルほどになる。芽が出た頃の若葉が茶色になるため、姥芽(ウバメ)ガシとなった、などの説がある。葉は広楕円形で長さは3~6センチメートル程度。どんぐりは2センチメートル程度の卵形で、翌年の秋に熟す。公園樹や庭の垣根などに使われることも多く、また、材がかたいことから、高級炭として有名な備長炭の原料にもなっている。
花期:4~5月 実:10~11月