サステナビリティ

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研究開発

[CO2固定]
◇センダンのCO2固定能力評価

 温室効果ガスであるCO2の吸収量が多く,成長が早い樹木としてセンダンを選定し,組織培養による大量増殖法を確立,CO2固定能力の分析等の研究を行っています。1998年度は,組織培養によるセンダンの苗約3,000本の大量増殖を行いました。1999年度からは,この苗を使った広葉樹の人工造林試験(従来は針葉樹)を社有林地で行う予定です。
大量増殖したセンダンの苗の写真
大量増殖したセンダンの苗

[電力の負荷平準化]
◇家庭用蓄熱式空調給湯器

 ヒートポンプ式エアコン,電気温水器,氷蓄熱槽を組み合わせた省エネルギー効果の高い家庭用負荷平準化機器の開発を行い,製品化を進めています 。

●家庭用蓄熱式空調給湯器
家庭用蓄熱式空調給湯器の図説

深夜に氷蓄熱運転を行うと同時に,排熱回収により水を55℃まで昇温し電気温水器に貯湯。55℃以上はヒータで加温
昼間ピーク時(13時~16時)は蓄熱した氷によるピークカット運転。
ピーク時以外は通常の冷房運転を行うと同時に,排熱回収により昇温貯湯。

◇負荷集中制御実証試験

 福岡市の一部地域(各400戸:3グループ)において,一般家庭エアコン運転を当社が制御するケース(直接制御)と電気の使用状況等をリアルタイムでお知らせするするケース(間接制御)について,これを行わないケース(無制御)と比較し,負荷平準化効果を検証しています。(国の受託研究)

●直接・間接負荷制御による電力抑制効果

直接・間接負荷制御による電力抑制効果グラフ

(1998年8月お客さま1戸当たり)


[環境保全対策]

◇電気自動車に関する研究開発

 電気自動車用高性能電池として,リチウム電池の開発に取り組んでおり,1998年度までに270Wh級電池を試作・評価し,既実用化鉛電池の3倍の蓄電能力を有することを確認しました。今後は大容量化の研究を進めていきます。
270Wh級リチウム電池の図説
●270Wh級リチウム電池