サステナビリティ

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省資源・リサイクルの促進

[産業廃棄物のリサイクル]

  当社の事業活動に伴って発生する産業廃棄物は火力発電所からの石炭灰が主体であり,全体の約74%を占めています。その他には,火力発電所の排煙脱硫装置から副生する石こう,使用済み電線などの金属くず,廃コンクリート電柱などがあります。
1998年度のリサイクル率は,総合で1997年度から4ポイントの低下となりました。これは,リサイクル率の低い石炭灰の発生量が若干増加し,石こうなどリサイクル率の高いものの発生量が減少したことによるものです。


●当社の産業廃棄物発生量とリサイクルの推移
当社の産業廃棄物発生量とリサイクルの推移グラフ



●当社産業廃棄物の種類別リサイクル状況(1998年度)
単位:千トン(発生量,リサイクル量)
発生量 排出割合 リサイクル量 リサイクル率
石炭灰 341.7 74% 102.8 30%
石こう 73.1 16% 73.1 100%
金属くず 12.9 3% 12.3 95%
廃コンクリート電柱 7.8 2% 7.8 100%
汚泥 15.3 3% 1.3 8%
その他 7.3 2% 3.0 41%
合計 458.1 100% 200.3 44%



◇松浦発電所への石炭灰選別回収装置の設置

 これまで,松浦発電所(石炭火力)では,石炭灰の大部分を埋め立て最終処分していましたが,1999年3月に石炭灰選別回収装置を設置しました。
 これにより,同発電所における1999年度以降の石炭灰は,ほぼ全量リサイクルを行う計画です。
[紙資源の有効活用]

各職場内に古紙回収ボックスを設置しているほか,月1回の古紙整理日(本支店),年2回の期末文書整理日(全社)などによって,古紙のリサイクルに取り組むとともに,購入紙については,そのほぼ全量を再生紙購入とし,紙資源の節約に努めています。
●当社社内での古紙回収量の推移
当社社内での古紙回収量の推移グラフ


●再生紙使用実績(1998年度)
コピー紙 トイレットペーパー
使用量 521トン 40.8万ロール
再生紙使用量 506トン 37.4万ロール
再生紙使用割合 97% 92%


 当社では,紙資源を節約するために,電子メール,電子文書保管等の機械化を実施しています。
2000年から2002年度にかけて,配電工事総合オンラインを各営業所へ順次導入し,年間約540万枚(80トン)のペーパレス化を実施するため準備を進めています。