サステナビリティ

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ごあいさつ

 経済活動の急速なグローバル化,IT(情報通信技術)を駆使したネットワークビジネスの拡大,国際会計基準への適合など,企業を取りまく経営環境は急激に変化し,競争の激化が進んでいます。
 国内電気事業におきましても,本年3月21日の電気事業法改正により,電力小売部分自由化がスタートし,本格的な競争時代が始まりました。
 一方,「環境の世紀」と言われる21世紀を目前にして,国際的には,本年11月オランダのハーグにおいて,気候変動枠組み条約第6回締約国会議が開催されます。この会議では,地球温暖化防止に向けて「京都議定書」の具体的な枠組みの決定を目指す重要な国際交渉が行われる予定となっています。
 また,国内においては,5月に「循環型社会形成推進基本法」が制定され,本年を循環型社会挑戦への「元年」と位置づけています。
 このような社会経済システムの大きな転換期を迎えて,九州電力は,お客さまから信頼され,選ばれる会社を目指して,環境保全への配慮をしっかりと組み込んだ事業活動を積極的に推進しています。
 本レポートは,1996年に初めて発行して以来4回目となり,今回は,1999年度実績を中心に環境保全への取り組みを取りまとめています。より多くの方々とのコミュニケーションによって,今後の活動をさらに充実させていきたいと考えていますので,皆さまの率直なご意見・ご感想をお待ちしております。

2000年10月
九州電力株式会社