サステナビリティ

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(2) 国際協力

【世界銀行・炭素基金への参加】
 世界銀行は温室効果ガス削減に向けた国際的取り組みとして,炭素基金(PCF:Prototype Carbon Fund)構想を提唱していましたが,1999年12月,九州電力もPCFへの参加を決定しました。
 PCFは,世界銀行が出資者(国,企業)からの資金を,発展途上国や市場経済移行国における温室効果ガス削減プロジェクトに投資し,これによって得られる温室効果ガス削減量を出資者に配分する仕組みです(下図参照)。
 1999年1月18日に正式に発足し,2000年4月から2012年12月にかけて基金運用を行う計画になっています。

●世界銀行・炭素基金の概念図
世界銀行・炭素基金の概念図

【ミャンマーでの植林支援】
 2000年1月,NGOが行うミャンマーでの森林再生プロジェクトの試験植林への支援を決定しました。
 ミャンマーでは,焼畑や生活燃料確保などによって森林が破壊され,農地荒廃や土砂流入による湖の水位低下(水力発電所の稼働率低下)が進行しています。今回支援する森林再生プロジェクトは,荒廃地域への植林や環境教育を行うものです。