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企業のニーズに応える九州の人材


豊富で低廉な労働力が確保できる九州

 九州の有効求人倍率は、北海道に次いで低くなっており、人材を集めることが比較的容易です。また、九州は全国に比べて、賃金水準は低位にあり低廉な労働力が確保できます。
各地域の有効求人倍率(2008年)
各地域の有効求人倍率
現金給与総額(2007年)
現金給与総額(2007年)
出所:厚生労働省 「一般職業紹介状況」より当社作成
出所:厚生労働省 「毎月勤労統計要覧」より当社作成
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九州のモノづくりを支える質の高い人材

 九州には大学が約70、短大が約50、高専が9校など、高等教育機関が充実しています。特に、工業高校や、高等専門学校の学生数は、全国の約15%を占めており、モノづくりを支える優秀な人材が豊富です。
  また、産学官が連携して企業の技術者を講師とした授業や、自動車、半導体、電機・機械関連の大手企業へのインターン等に取り組んでおり、製造現場の中核となる質の高い人材が育っています。
技術系・高学歴学生数
圏域 学生数(人)
工業高校 高等専門学校 大学
全国 274,414 57,985 2,828,635
北海道 9,153 4,027 93,291
東北 34,561 6,271 126,808
関東 56,405 8,043 1,240,676
東海 42,334 6,894 276,508
北陸 15,748 5,536 78,098
近畿 34,262 5,923 577,812
中国 21,308 7,025 134,227
四国 11,077 4,974 52,158
九州 44,666 8,639 229,129
沖縄 4,918 653 19,928
九州の全国比 16.3% 14.9% 8.1%
出所:文部科学省 「平成19年度学校基本調査」
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増加する外国人留学生

 九州の中国、韓国等アジアを中心とする外国人留学生は2006年で11,784人と、2000年(5,284人)と比較して2.2倍に増加しています。
九州の留学生数の推移
九州の留学生数の推移
出所:九州経済産業局 「九州アジア国際化レポート2007」
留学生受け入れ主要大学
留学生受け入れ主要大学
注)白抜き文字は九州の大学。

出所:九州経済産業局 「九州アジア国際化レポート2007」
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自動車、半導体に精通した人材育成

 九州は半導体産業の集積を背景に、産学官による共同研究施設やプロジェクトが充実しており、これらを活用した理工系人材育成も盛んです。いくつかの大学では、自動車及び半導体関連企業のニーズに応えるため、他大学と連携した実践的なカリキュラム作りが進められています。
 また、自動車のエレクトロニクスの進展により、自動車産業と半導体産業の両産業に精通した人材へのニーズが高まっています。
 このため、北九州市立大学、九州工業大学、早稲田大学は、3大学連携により2009年4月にカーエレクトロニクス連合大学院を設立する予定であり、自動車のコンピュータ化に対応した車載用組込みソフトの専門講座を設けて、カーエレクトロニクスに精通した人材の育成を強化することにしております。
 さらに、九州大学では、西南学院大学と福岡女子大学と連携して「オートモーティブサイエンス専攻」を2009年4月に大学院内に設置予定です。自動車工学の他、デザイン、心理学、経営学など多面的な学問分野を構築することにより、21世紀の自動車社会を創造する人材の育成を目指しています。
最近の大学・専門学校のカリキュラムに関する動き
機関 実施時期 内容(目的) 定員
九州工業大学
情報工業研究化
2008年
4月~
大学院に金型技術に特化した「デジタルエンジニアリングコース」開設
(自動車部品量産用の金型技術者の養成)
約50名
九州工業大学 2008年
4月~
機械工学と電気・電子工学を融合させた「総合システム工学科」開設
(次世代自動車の技術者養成)
51名
麻生塾 2008年
4月~
専門学校「麻生工科自動車大学校」の開設
(自動車・ロボット関連の技術者養成、自動車整備や開発設計など4学科)
225名
九州大学統合
新領域学府
2009年
4月~
大学院に「オートモーティブサイエンス(自動車学)」を開設
(自動車に関する横断的な教育、他大学との連携も模索)
24名
北九州市立大学、
九州工業大学、
早稲田大学
2009年
4月~
「カー・エレクトロニクス連合大学院」の開設
(北九州産業学術推進機構(FAIS)主導による車工学大学院)
約60名
出所:九州地域産業活性化センター 「インテリジェント・カーアイランド九州構想」
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大学と企業等との人材育成協定

 九州の大学では、インターンシップや企業の技術者による講義など、実践的な教育プログラムを提供するため、県や企業と協定を結んでいます。このような協定は、大学と企業の共同研究や、企業の優秀な学生の確保などが可能となり、双方にメリットをもたらしています
年に大学と企業等が結んだ協定
大学 締結時期 協定先 内容
九州工業大学 2007年
8月
大分県
1. 大分県内の研修会や県立工科短期大学校への九工大教員派遣
2. 大分県内の企業技術者が九工大で研修
3. 九工大学生が大分県内の企業で研修
久留米工業大学 2007年
9月
日本自動車研究所
(JARI)
研究者や教職員の相互交流やインターンシップ、共同研究
久留米工業大学 2007年
11月
ダイハツ九州株式会社
1. 教育内容や方法等についての情報及び意見交換
2. 学生のインターンシップ
3. 産学交流の促進と地域貢献
九州工業大学
情報工学部
2007年
11月
日本自動車研究所
(JARI)
研究者や教職員の相互交流やインターンシップ、研究データの交換
出所:九州地域産業活性化センター 「インテリジェント・カーアイランド九州構想」
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行政機関による人材育成支援

 九州の行政機関も、自動車産業や半導体産業に必要な人材の育成支援に取り組んでいます。カーエレクトロニクスに対応した人材の育成や研究開発を目的とする、北部九州のカーエレクトロニクス拠点化の推進や、車載用半導体に限らず、全国的に不足している組込みソフト技術者を養成するための研修や研究開発の実施など、企業ニーズを捉えた人材育成支援が行われています。
九州の行政機関が関わる人材育成への取組み
団体名 設立時期 協力組織 内容
九州自動車関連
産業振興連携会議
2006年
11月
沖縄を除く九州7県
(山口県は
オブザーバー)
九州7県が一丸となり、九州全体として競争力を高め、国内外との地域間競争で優位に立つための会議、合同商談会やパンフレット作成、研修会の相互活用など
県自動車関連産業
人材育成委員会
2007年
4月~
福岡県
福岡県教育委員会
北九州市の四工業高校でカーエレクトロニクスなどの先進技術を取得させる
(経済産業省が行う「中小企業ものづくり人材育成事業」の一環)
カー・エレクトロ
ニクスセンター
2007年
7月
北九州市
財団法人北九州
産業学術推進機構
人材育成と研究開発を中心とした、北九州市のカーエレクトロニクス拠点構想の中核を担う推進機関
九州組み込み
システム協議会
2007年
11月
企業、大学、
行政等多数
組み込みシステムについて産学官一体となって取組むための組織
組み込みソフトウェア委員会 2007年
12月
福岡県 組み込みソフトの技術者養成、研究開発や技術交流などを実施
(シリコンシーベルト福岡構想の一環、講座なども別途実施)
福岡市組み込み
ソフト開発応援団
2007年
12月
福岡市 組み込みソフトの事業に興味のある企業への研修、共同受注の促進
出所:九州地域産業活性化センター 「インテリジェント・カーアイランド九州構想」

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