◇発生日 平成22年8月16日
◇発電所 九州電力 玄海原子力発電所1号機(PWR、定格電気出力55.9万キロワット)
◇内容
| ●事象= |
事務所コントロールセンタ※1上流の電気供給設備点検に伴い、予備しゃ断器から事務所コントロールセンタへ仮設ケーブルにて電気を供給していたところ、過電流によりしゃ断器が開放し停電しました。その後、現場の仮設ケーブルのジョイント部※2が損傷していることを確認しました。 |
| ●原因= |
ジョイント部を1相※3ごとに絶縁処理した後、3相まとめてゴムシートにて保護を行っていたため、ジョイント部の接続ボルトが絶縁物を傷つけやすい状態で密着していた。これに、通電時の発熱によるビニール絶縁テープの加熱、及び当該部周辺の清掃作業によりケーブルを若干動かしたこと等が重複し、絶縁機能の低下により短絡(地絡)に至ったものと推定されます。
なお、ジョイント部の絶縁処理の方法等については、問題ないことを確認しました。 |
| ●対策= |
ジョイント部がないように仮設ケーブル敷設方法を見直して敷設し、停電を復旧しました。また、今後仮設ケーブルの敷設の際は、ジョイント部の保護は1相ごとに実施することにしました。更に念のため自己融着テープ※4による絶縁補強を図ると共に当該部周辺の清掃作業時にはジョイント部を動かさないことを徹底します。 |
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※1:事務所へ電気を供給する設備
※2:専用金具によるケーブル相互間の接続部分
※3:3本(3相)のケーブルのうち1本のケーブル
※4:時間の経過とともに融着し、絶縁補強を図るゴムテープ |
・玄海原子力発電所1号機 所内電源系統概要図