事業概要

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玄海3号機 第14回施設定期検査中の定期事業者検査「制御棒クラスタ検査」におけるプラギングデバイスの変形について

発生日

2019年6月21日

発電所

九州電力 玄海原子力発電所3号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力118万kW)

内容

事象

定期事業者検査「制御棒クラスタ検査」において、次サイクルに使用するプラギングデバイス(注)の健全性を確認するため、検査架台へ設置しようとしたところ、所定の位置に設置できなかったことから、検査を中止しました。
その後、プラギングデバイスを予備品と交換した上で再検査し、問題なく終了しました。

原因

プラギングデバイスを検査架台の案内管に挿入する際、専用の取扱工具が不安定なまま挿入操作を実施したため、プラギングデバイスの一部が正常に挿入されず変形したことから、検査架台に正常に設置できなかったものと推定しました。

対策

プラギングデバイスを検査架台の案内管へ挿入する際は、案内管の手前で一旦停止し、取扱工具の安定性を確認すること、また、一旦停止後、挿入操作を実施する際は、取扱工具の荷重を確認しながら慎重に挿入する旨を作業要領書に反映し、作業者に周知徹底しました。

(注):プラギングデバイス
制御棒クラスタ等を挿入しない燃料集合体に挿入し、燃料集合体に流れる冷却水の流量を調整するための栓。