事業概要

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原子力発電所における新型コロナウイルス対策の取組みについて

2021年11月5日
九州電力株式会社

原子力発電所における新型コロナウイルス対策の取組みについて

 当社の原子力発電所では、電力の安定供給のため、発電所内で業務に従事する当社社員及び請負会社社員が感染予防対策及び感染拡大防止対策に徹底して取り組んでいます。

 昨今の感染状況及び国及び立地自治体から発出される対策の内容を鑑み、新型コロナウイルス対策の取組みを改訂することとしました。なお、今後とも感染状況及び国及び立地自治体から発出される対策を注視しながら適宜見直しを図ってまいります。

 引き続き、発電所における感染予防及び感染拡大防止への具体的な取組みや感染者が発生した場合の速やかな公表など、積極的な情報の公開・発信をおこなってまいります。

1.取組みの強化及び積極的な情報公開・発信

(1)業務時間外・休日における対策の徹底

  • 緊急事態宣言、まん延防止等重点措置発出地域及び立地自治体から移動自粛の要請が出されている地域への不要不急の移動自粛の管理を徹底
    なお、やむを得ず移動する者については、以下の対策を実施
    • 予防対策や感染拡大防止対策を確実に実施するよう徹底して管理
    • 過去に感染者数が比較的多かった玄海原子力発電所については、事前申告したうえで移動し、戻る際にPCR検査を受検、陰性を確認、問診後に入構(注)
      (注)ワクチン接種を2回完了し、所要の期間(ファイザー製:1週間、モデルナ製:2週間)を経過した者は問診により移動期間中に問題がなかったことを確認後に入構
  • 宿舎内や外出時等の私的時間帯においても、マスクの着用を含め3密を回避した行動を徹底
  • 友人・知人等との会食・懇親会を行う場合は、感染防止対策が徹底されているところで、少人数(1テーブル4人以下)且つ短時間(2時間以下)で実施
    なお、緊急事態宣言、まん延防止等重点措置発出及び立地自治体から自粛の要請が出された場合は、発出地域での会食・懇親会を自粛
  • 家族等にPCR受検者が出た場合は原則出勤待機措置

(2)他県からの新規入構者への対策

  • 発電所立入り予定の2週間前からの健康状態や行動履歴等に問題がないことを確認するとともに、発電所入構後一定期間、健康観察を強化
  • 入構前に保健師等による専門的な問診を実施し、少しでも感染の恐れがないことの確認を徹底
  • 定期検査や工事に伴う他県からの新規入構者については、原則、出発地で事前にPCR検査を実施(注)
    (注)ワクチン接種を2回完了し、所要の期間(ファイザー製:1週間、モデルナ製:2週間)を経過した者は問診により2週間の間に問題がなかったことを確認後に入構
    (注)PCR検査を受ける場合は実施から発電所入構日まで、極力短い期間となるよう、可能な限り至近に検査を実施し、結果判明後は特に感染リスクが高まることがないように行動管理を徹底したうえで速やかに発電所に入構

(3)注意喚起と対策の周知徹底

  • 業務時間外・休日における対策についても、当社社員、請負会社社員、その全てに浸透するよう、発電所内の当社と請負会社で構成する「安全衛生協議会」を開催し、注意喚起と周知徹底を実施
  • 今後も感染予防対策及び感染拡大防止対策に確実に取り組むよう、定期的に取組状況をチェックするとともに、継続的に注意喚起や周知徹底を実施
  • 不定期のパトロールを行い、継続的な注意喚起を実施

(4)地域の皆さまの安全・安心につながる積極的な情報の公開・発信

  • 感染予防対策、感染拡大防止対策への取組みについて、さまざまな機会を通じた説明など積極的な情報公開、発信を実施
  • 感染者が発生した場合には、関係機関へ迅速な情報連絡を行うとともに、感染拡大防止対策の状況等について公表

2.基本的な対策

 感染力の強い変異株にも「基本的な感染予防策」が有効と国が推奨していることからも、以下の対策を継続して実施

(1)感染予防対策

業務管理

  • 手洗い、うがい、アルコール消毒、咳エチケットの徹底
  • 風邪の症状、味覚・臭覚の異常兆候がある場合の出勤待機(症状が継続する場合や息苦しさ・強いだるさ・高熱等の強い症状の何れかがある場合には受診・相談センターへの連絡を指示)
  • 通勤車両(通勤バス等)内の対策(換気、マスク着用、消毒等)
  • 執務室への入室前(直前)のアルコール消毒の更なる徹底及び定期的な換気の実施
  • 共用部に不要なものを置かないようにするとともに、定期的な消毒を実施
  • 多数の参加者が集まる会議開催の自粛
  • 一般見学等の一時立入の制限
  • 業務上必要な部屋以外の出入りを原則禁止

出張・外出

  • 出張、外出は、TV会議の活用などにより原則実施しない。実施する場合でも必要性を精査して慎重に実施(請負会社社員へもお願いを実施)

安全・安定運転継続対策

  • 運転当直員は、通勤時を含めた勤務時間中のマスク着用
  • 運転当直員の食事時の他の社員との隔離
  • 運転当直員以外の中央制御室への不要不急の入室禁止(入室の際は健康確認、アルコール消毒、マスク着用)
  • 運転当直員を号機間で離隔(中央制御室における運転当直員間の間隔を確保、通勤車両の分乗)
  • 要員の確保等の交代体制の確保
  • 当直課長席周辺に飛沫感染防止のためのアクリルボードの設置

(2)感染拡大(集団感染)防止対策

  • PCR検査受検の段階から、迅速な情報把握のための関係者間の連絡を徹底
  • PCR検査結果を待たず、直ちに当該社員(請負会社社員)が勤務していた職場やエレベータなどの共用部分の消毒を実施
  • また、自主的に接触の可能性がある者を特定し、出勤待機などの対策を実施。その後、感染が判明した場合は、保健所の指示に従い適切に対応
  • 出勤待機中は、健康状態の変化に留意し、不要不急の外出自粛、行動管理の徹底

以上