平成16年9月10日

◇発生日 平成16年9月10日

◇発電所 九州電力 川内1号機(PWR,定格電気出力89.0万キロワット)

◇トラブル内容

●事象= 1号機は第16回定期検査中のところ,蒸気発生器伝熱管(細管)の健全性確認のため,検出性を向上させたインテリジェント(マルチコイル型)渦流探傷検査装置を導入し,伝熱管全数(10,096本)について,渦流探傷検査(ECT)を行った結果,292本に有意な信号指示が認められました。
●原因= このうち,5本については,これまでの定期検査で確認された信号指示と同様であることから,製作時に発生した伝熱管内面の引張りの残留応力と運転時の内圧により,伝熱管内面に応力腐食割れが発生したものと推定されました。
また,287本については,いずれも信号指示が,平成3年まで取り付けられていた旧振止め金具の位置に確認されており,過去に発生した進展性のない伝熱管外面の摩耗減肉の痕と推定されました。これは,インテリジェント渦流探傷検査装置により,検出性が向上したことから,有意な信号指示として検出されたものと推定されます。
●対策= 有意な信号指示が認められた伝熱管については,全数施栓を行いました。

◇経済産業省におけるINES*による評価
基準1 基準2 基準3 評価レベル
0- 0-
*INES:国際原子力事象評価尺度

蒸気発生器細管の損傷発生箇所
渦流探傷検査
損傷発生原因と対策

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