事業概要

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綾香 一成

原子力発電所は、当たり前のように生活の中にあるものです。川内原子力発電所 保修課(電気)/平成15年入社 綾香 一成

お仕事について聞いてみました

業務内容を教えてください。

  • 綾香さん:川内原子力発電所内の電気設備や発電機器の保守・点検、メンテナンスをおこなっています。保修課の「電気」担当は、建屋内の照明一つを決めることから、配線、電力の分電管理まで、電気が関わるあらゆることに携わる課です。電力会社の中でも「電気を扱う専門チーム」という意識があったので、自分から今の課を志願しました。

他の課と違うなと感じる点はありますか?

  • 綾香さん:原子力発電所では、安全確保のため「決められたことを正確にできて一人前」とされる業務が多く見られます。そのような中で保修課の「電気」は、自分の考えや意見を業務に反影しやすい、比較的自由度の高い課ではないでしょうか。

今までで印象に残っている業務は?

  • 綾香さん:古い制御盤のリプレースですね。計画から設備の設置、試運転まで約1年かけておこなったのですが、自分で提案し、実施することができたので、非常にやり甲斐がありました。先輩のアドバイスや協力会社のかたの意見を取り入れながらみんなで協力し合った結果、新たに設置した制御盤の試運転が問題なく完了した時はとてもうれしかったです。

制御盤:機械や電気装置の遠隔操作などで、制御用のスイッチ・計器類をまとめて備え付けてある盤。

業務に欠かせないアイテムは?

  • 綾香さん:「ヘルメット」と「安全帯」「検電器」、そして点検中を示す札やドライバーなどちょっとした時に役立つものが入った「ケース」ですね。照明設備のメンテナンスなどは高い場所で作業することが多いので、ヘルメットと安全帯は必需品です。また検電器も、回線に手を触れる前に通電していないかチェックするのに欠かせません。ケースの中は、狭い所の点検に重宝する持ち手が伸びる鏡など、時々しか使わないけれど持っていて良かったと思える道具が入っているので、やはり手放せませんね。

安全帯:高い場所で作業を行う場合に使用する命綱。

原子力発電所に対する思いなどを教えてください。

  • 綾香さん:学生時代、玄海原子力発電所を見学しました。入構時のチェックが厳しくて驚きましたが、中に入ってみると見たことがないような大きな機械や装置があって「おもしろそうだな」と思ったんです。実際に原子力発電所で働くようになって、学生の頃に抱いていた「特別感」といったイメージは無くなりましたね。厳しい管理が行われているのはもちろんのことですが、今の自分にとって原子力発電所は、当たり前のように生活の中にあるもの。暮らしに身近なものだと感じています。
コラム 私の充電タイム

会社の先輩に誘われて釣りに行きます。まだ始めて1年程ですが、船に乗って甑島(こしきじま)の方まで出てイシダイ釣りを楽しんでいます。最近走るようになったので、いずれフルマラソン完走を目指したいですね。とは言え、先日参加した「西郷どん御狩場マラソン」では、10km走っただけで次の日ものすごい筋肉痛になってしまったので、達成できるのはまだ先のことのようです。