事業概要

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鐘ヶ江 英樹

目配りと気配りで、スタッフの安全を守るのも仕事です。川内原子力発電所 土木建築課(土木)/平成7年入社 鐘ヶ江 英樹

お仕事について聞いてみました

業務内容を教えてください。

  • 鐘ヶ江さん:土木建築課は、大きく土木業務と建築業務に担当が分かれており、私は地下の配管や地盤補強などの土木業務を担当しています。
    具体的な業務は、原子力発電所構内の土木設備の点検や、補修工事の調査、設計、施工管理などです。例えば使用するコンクリートの品質検査や、コンクリート内の鉄筋数の確認、掘削作業の進捗管理など、あらゆる面から土木業務の安全進行に努めています。

日頃から、心掛けていることは何ですか?

  • 鐘ヶ江さん:土木業務は、計測一つとっても自分ひとりではままなりません。多くのスタッフと共に作業をする上で、良好な協力関係やスムーズな意思疎通を図れるよう、どんな些細な事でも報告・連絡・相談を怠らないようにしています。
    また土木現場は、クレーンなど扱う機材が大きかったり、不安定な足場で作業を行うことも多く、作業を行うスタッフの「安全」を守る事も私の重要な役目です。皆が安全に作業できているか、いつもと変わった様子や箇所はないか、細部に渡る目配りと気配りを心掛けています。

仕事にやり甲斐を感じるのはどんな時ですか?

  • 鐘ヶ江さん:自分の技量より高い技能を要する業務を無事に遂行し、結果や成果を得た時です。2009年末から約1年かけて、より地震に強い発電所となるように、地盤の補強工事に課員全員で取り組みました。通常の業務と並行しながら、朝から晩まで幾つもの耐震品質の検査を行い、無事故で竣工を迎えた時は、大きな達成感を得る事ができましたね。
    そして何よりも、九州電力に勤務し、電力を届けるという、地域の皆さまに役立つ仕事に携われている事を誇りに思っています。

業務に欠かせないアイテムは?

  • 鐘ヶ江さん:2メートル以上の高さがある足場や、狭く段差のある場所を移動する事が多いので、「ヘルメット」と「安全帯」は自分の身を守る上で欠かせないものですね。また、発電所内をパトロールする時には、コンクリートの状態を調査する「テストハンマー」が必需品です。コンクリートが浮いていたり、緩んでいたり、異常のある箇所はテストハンマーで叩くと鈍い音がします。この音を聞き分け、適切な対応を取ることで事故を未然に防ぐことができるのです。

安全帯:高い場所で作業を行う場合に使用する命綱。

原子力発電所に対する思いなどを教えてください。

  • 鐘ヶ江さん:九州の電力の約4割を担う原子力発電所は重要度が高く、安全運転を求められる職場です。責任の重さに対する良い緊張感を持ちながら、日々の業務に取り組んでいます。
    友人や親戚の集まり事などで、しばしば原子力発電所について聞かれる事があります。仕事内容だったり、安全面のことだったり、質問はいろいろですが、皆さん何かしら原子力発電所に対して関心があるのだなぁと感じます。発電の仕組みを教えたり、安全性の高さを伝えたり、私を通して原子力発電所の事を知ってもらい、身近に感じてもらえたらうれしいですね。
コラム 私の充電タイム

趣味と言えるのは、上司や先輩に勧められて始めたゴルフでしょうか。以前はゴルフ番組への関心も薄かったのですが、最近、休日にテレビで目にすると見入ってしまうので「ゴルフにハマってきてるのかなぁ」と自分の気持ちの変化を感じています。練習は週に一回程度で、腕前はまだまだ。上手になったら色々なコースに出かけたいですね。