プレスリリース

  • このリンクをシェア
  • ツイート
平成29年6月9日
九州電力株式会社

川内原子力発電所周辺における自然現象(地震・火山)に対する当社の取組みについて

 当社は、自然現象である地震活動や火山活動について、その活動状況を継続的に調査・観測していますが、より高い精度でこれらを把握するため、観測体制を強化する等の取組みを検討してまいりました。
 この度、鹿児島県知事のご要請を踏まえた取組みを着実に実施することに加え、更なる安全性・信頼性向上に向けて、自主的かつ積極的に自然現象を捉えるための以下の取組みを実施することとしましたのでお知らせします。
 なお、あわせて、火山活動のモニタリング評価結果の原子力規制委員会への報告についてもお知らせします。
 今後とも、当社は、地域の皆さまに安心していただけるよう、最新の科学的・技術的知見を継続的に収集し、原子力発電所の安全性・信頼性の一層の向上に努めてまいります。

<当社の取組みの概要>

1 更なる安全性・信頼性向上に向けた取組み

(1)地震観測体制の強化(継続・強化)
 鹿児島県知事のご要請を踏まえて、川内原子力発電所周辺の地震活動状況をより詳細に把握するため、地震観測点を現在の19箇所から31箇所に増設することで観測体制を強化します(平成29年6月末から本年度末目途で地震計を設置)。地震観測結果については、今後、定期的に公表します。
(2)南九州地域の地殻構造に関する研究の実施(新規)
 南九州地域の深部地殻構造と地震・火山活動との関連を明らかにするため、鹿児島大学への委託研究を自主的に実施します。本研究は南九州地域の地殻構造の解明に大きく役立つものと期待しています。

2 火山活動のモニタリング評価結果の報告(継続)

 平成28年度のモニタリング評価結果がまとまったことから、川内原子力発電所 原子炉施設保安規定に基づき、本日、原子力規制委員会に報告しました。

以上