プレスリリース

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プレスリリース

平成25年7月26日
九州電力株式会社

京都議定書第一約束期間におけるCO2排出係数の実績について

 当社は本日、2012年度のCO2排出係数(販売電力量あたりのCO2排出量)について、「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づき算定した結果、0.599kg-CO2/kWhとなることを、国に報告いたしました。東日本大震災の発生以降、原子力発電所の運転停止が継続し、代替する火力発電量の大幅な増加により、2011年度に比べ19%の増加となりました。

 当社は、京都議定書第一約束期間(2008~2012年度)5か年平均のCO2排出係数を、1990年度実績(0.436kg-CO2/kWh)に対して20%程度低減(0.348kg-CO2/kWh)することを自主目標として、CO2排出抑制に取り組んでまいりました。
 2008~2010年度の3年間はこの目標水準を達成いたしましたが、原子力発電所の運転停止の長期化に伴い、2011、2012年度のCO2排出量が大幅に増加したことにより、5か年平均の排出係数は0.429kg-CO2/kWhとなり、1990年度比で1.6%の低減にとどまりました。

 目標水準には到達できませんでしたが、非常に厳しい経営環境の下、大震災以降も電気の供給面と使用面の両面にわたりCO2排出抑制に取り組むとともに、5年間で約1千万トンのCO2排出クレジットを調達するなど、原子力発電所の停止による影響を除けば、20%程度低減の水準にまで到達できるよう、CO2削減努力をしてまいりました。

 当社は、今後新たに策定される国の地球温暖化対策計画等を踏まえ、引き続きCO2排出抑制に努め、低炭素社会の実現に向けた取組みを進めてまいります。

※  5か年平均のCO2排出係数は、今後、国連の審査手続き等により遅れて発行されるクレジットを追加して反映するため、若干、変更される可能性があります。

以上