プレスリリース

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平成30年4月2日
九州電力株式会社

大岳地熱発電所の更新工事に着手しました
-発電システムの効率向上により出力増加-
-電力の安定供給及び二酸化炭素排出量の抑制に貢献-

 大分県玖珠郡九重町の大岳地熱発電所(定格出力:1万2,500kW)は昭和42年に国内初の事業用地熱発電所として営業運転を開始し、地域の皆さまのご協力のもとに安定運転を50年に渡り継続しております。
 今後も国産エネルギーとして地熱資源の有効活用を行うため、老朽化した発電設備の更新工事(定格出力:1万4,500kW)に本日、着手しました。
 なお、技術の向上により地熱資源を効率よく利用して発電出力を向上させ、電力の安定供給及び二酸化炭素排出量の抑制に貢献する計画としています。

 工事の実施にあたっては、既設発電所設備を運転しながら更新工事を行うことで停止期間を短縮し地熱資源を有効活用するとともに、既設発電所敷地を最大限活用し可能な限り環境に及ぼす影響の低減を図ることとしています。

 今後も地域の皆さまをはじめ、関係各位のご理解を賜りながら安全を最優先に取り組んでまいります。

<大岳地熱発電所更新計画の概要>

  既設 更新後
発電所名称 大岳地熱発電所
所在地 大分県玖珠郡九重町大字湯坪
発電方式 汽力(地熱)
出力 1万2,500kW 1万4,500kW(注)
運転開始 昭和42年8月 平成32年12月予定
(注) 今回の更新計画では、現在の生産井及び還元井を継続して利用するため、地下から取り出す地熱流体の量は変わりませんが、発電システムの効率向上により出力が増加します。

以上