プレスリリース

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平成30年8月29日
九州電力株式会社

エネルギー関連のスタートアップ企業である「デジタルグリッド株式会社」に出資しました
-将来の新たな事業やサービスの創出に向け技術的知見を獲得-

 当社は、このたび、エネルギー関連のスタートアップ企業であるデジタルグリッド株式会社(以下、「DG社」)に出資しました。

 DG社は、ブロックチェーン技術を活用した電力及び環境価値を取引できるプラットフォームを構築し、平成31年10月から商業ベースでの運用開始を予定しています。

 DG社のデジタルグリッドプラットフォームでは、「電力の識別」と「電力の融通」(注1)を行うことができることから発電事業者と需要家との間で直接取引が可能となり、特に、RE100(注2)加盟企業をはじめとする環境意識の高い企業を中心に、再生可能エネルギーの電力や環境価値の取引に対するニーズが高まることが期待されます。

発電事業者、デジタルグリッドプラットフォーム、需要家のイメージ

 今後の電力供給システムは、従来の大規模電源からVPP(バーチャルパワープラント)等の分散型電源へ変化していく可能性があり、当社は今回の出資を通じて、新たな事業やサービスの創出を行うための技術的知見を獲得していきます。

 今後もスタートアップ企業やベンチャーキャピタル等との共創により、お客さまへの新たな価値提供を目的としたイノベーションを積極的に推進していきます。

(注1): デジタルグリッドプラットフォームでは、全ての発電事業者と需要家に電力の測定機器を設置することで、リアルタイムで、どの電気が「いつ」「どこから」「どこに」「どれだけ」融通されたか判別できる。
(注2): RE100(Renewable Energy 100%):事業活動によって生じる環境負荷を低減させるために設立された環境イニシアチブのひとつ。世界全体で約140社が加盟(平成30年8月現在)。

以上