プレスリリース

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2021年1月29日
九州電力株式会社

2020年度(2021年3月期) 第3四半期決算についてお知らせします

 2020年度第3四半期(2020年4月1日~2020年12月31日)の業績が確定しましたのでお知らせします。詳細は、決算短信及び決算説明資料をご参照ください。

1 2020年度第3四半期決算概要

 当第3四半期の業績につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響や、特定重大事故等対処施設の設置工事に伴う川内原子力発電所の運転停止等の影響はありましたが、減価償却方法の変更による減価償却費の減少に加え、修繕費や諸経費が減少したことや、九州外での小売販売電力量等が増加したことなどにより、前年同四半期に比べ増益となりました。
 収入面では、国内電気事業において、新型コロナウイルス感染症による減少影響はあるものの、九州外の販売増などにより小売販売電力量は増加しましたが、燃料価格下落に伴う燃料費調整の影響などにより小売販売収入は減少しました。一方で、卸売販売収入や再エネ特措法交付金が増加したことなどから、売上高は前年同四半期に比べ2.9%増の1兆5,468億円、経常収益は2.8%増の1兆5,586億円となりました。
 支出面では、国内電気事業において、再生可能エネルギー等からの他社購入電力料の増加はありましたが、減価償却費の減少に加え、修繕費や諸経費等の費用全般が減少したことなどから、経常費用は1.2%減の1兆4,847億円となりました。
 以上により、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益ともに前年同四半期と比べ増益となり、経常利益は738億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は553億円となりました。

連結

(億円、%)

  当第3四半期
(2020年4~12月)
前第3四半期
(2019年4~12月)
増減 増減率
経常収益
売上高 [再掲]
15,586
15,468
15,161
15,029
425
439
2.8
2.9
経常費用 14,847 15,035 マイナス 187 マイナス 1.2
経常利益 738 125 612 486.6
親会社株主に帰属する
四半期純利益
553 14 539

(参考)主要諸元表

  当第3四半期
(2020年4~12月)
前第3四半期
(2019年4~12月)
増減
  小売販売電力量 551億kWh 539億kWh 12億kWh
卸売販売電力量 74億kWh 53億kWh 21億kWh
  総販売電力量 625億kWh 592億kWh 33億kWh
原油CIF価格 39$/b 68$/b マイナス 29$/b
為替レート 106円/$ 109円/$ マイナス 3円/$
原子力[送電端]
(設備利用率)
149億kWh
(57.1%)
200億kWh
(76.0%)
マイナス 51億kWh
マイナス 18.9%)
(注) 販売電力量は、当社及び連結子会社(九州電力送配電株式会社、九電みらいエナジー株式会社)の合計値(内部取引消去後)
新型コロナウイルス影響マイナス15億kWh

2 2020年度(2020年4月1日~2021年3月31日)業績予想

 2020年度連結業績予想につきましては、発電・販売事業において、1月上旬から強い寒気が流れ込んだことなどに伴う電力需給ひっ迫や卸電力取引市場の価格高騰等の影響により収支が悪化しており、この影響は今後しばらく継続する可能性もあることから、現時点で合理的な算定が困難なため、2020年10月30日に公表した業績予想値を一旦取り下げ未定とさせていただきます。
 今後、合理的な算定が可能となった時点で、速やかにお知らせいたします。

連結

(億円、%)

  今回 前回公表
(10月)
増減 増減率
売上高 20,600
営業利益 700
経常利益 450
親会社株主に帰属する
当期純利益
300

3 2020年度期末配当予想

 2020年度期末配当につきましては、前回公表値から変更はなく、普通株式1株につき17.5円(年間35円)の配当を実施する予定です。

以上