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龍 晃/総合研究所

総合研究所 龍 晃、2008年入社 福岡県出身 電気工学科卒業

電力関連を幅広い分野から研究・開発

職場の様子

総合研究所は、電力の安定供給、コスト低減などを目的に、電力技術の維持向上を目指して電力会社の研究・開発に取り組んでいます。
専門分野によって研究グループが分かれており、各グループでは、環境保全や新エネルギー開発など、事業活動で生じる課題の解決に向けて日々尽力しています。

予防保全に向けた金属の腐食・防食技術を研究

私が所属する化学・金属グループは、金属の腐食・防食技術をメインに化学分析や評価検討など、設備の予防保全に関する研究をおこなっています。
電力関連の設備は、数十年といった単位で利用するため、部品も劣化します。電気を安定してお届けするためには、不具合が発生する前に補修する予防保全が重要です。
また、設備を長期利用するためには、建設時の材料・材質の選定も重要です。金属の腐食・防食・技術に関する研究は、こうしたところに役立てられています。

職場の様子

電力以外のニーズにも応えるイノベーション

職場の様子

総合研究所では、これまで電力会社を主に対象とした技術の維持向上や、新エネルギーの開発に向けて研究をおこなってきました。
しかし、電力の自由化に伴い、これまで培った技術や研究・成果等を、一般の企業や社会でも活かせるものは活用し、新たな技術開発に展開する等、お客さまのニーズに応えるイノベーション創出を推進するグループが2017年4月に誕生しました。
現在、各研究グループでは、どの事例や案件が一般的な社会環境や商品ニーズに汎用できるか、視点と思考を切り替えて検討しています。

一つひとつの仕事に役割と責任がある

学生の頃から、「電気」を身近に感じて過ごしてきたため、広く多くの人の役に立つ「電気」を扱う仕事に就きたいと思い、九州電力を志望しました。
入社当初、送電部門に配属され、送電設備を守るための巡視作業をおこなっていましたが、道のない山の中を2時間かけて歩いたり、100メートルを越える高い鉄塔の上での点検作業を経験しました。それまで目に見える範囲の仕事しか認識していなかった私にとって、電気をつくり、届けるまでにさまざまな作業が行われている事や、一つひとつの仕事の重要性に改めて気付く事ができ、今でも強く印象に残っています。

職場の様子

世界にも意識を向けた送電のプロへ

職場の様子

総合研究所にはさまざまな分析機械や、1952年の発足以来蓄積された膨大な研究資源やノウハウがあります。また各専門分野のプロが集結している事で、実施中の研究・開発に関していろいろな視点や角度からアドバイスを得やすい環境にあります。自身の信念や考えを強く持ちつつ、周囲のアドバイスを素直に聞く柔軟性を心がけています。
総合研究所や九州電力自体が新たな活動や展開を求められている今、視野を広く持って、課題解決に役立てて行きたいと思います。地域、国内だけでなく、世界の文献にも目を向け、送電のプロを目指していきたいです。