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電気料金値上げ申請の内容(値上げ申請時)

電気料金の値上げ申請の内容(値上げ申請時)

電気料金の値上げ申請に至った背景

大変厳しい経営収支

原子力発電所の再稼働の遅延に伴う燃料費等の増加により、

  • 平成23年度は2,300億円の赤字となりました、
  • 平成24年度は、緊急経営対策としてマイナス1,500億円規模のコスト削減を実施しているところですが、3,700億円程度の赤字となる見通しです。

平成24年度緊急経営対策

財務内容の急速な悪化

  • 原子力発電所の再稼働の遅延がもたらす大幅な赤字により、借入金が増大し自己資本比率が低下するなど財務内容が急速に悪化しており、現行の電気料金水準を維持したままでは、純資産が資本金等を下回る事態も予想されます。
  • 財務内容の悪化に歯止めがかからなければ、資金調達にも支障をきたし、当社の基本的使命である電力の安定供給が困難になるおそれがあります。

有利子負債 18,900億円 19,700億円 23,600億円 26,400億円
自己資本比率 26% 25% 19% 10%程度

申請の概要

電気料金の値上げのお願い

  • 今回の申請にあたっては、国の審査要領(注)に基づき、平成25~27年度の3か年を対象として、電気事業に必要な費用を見積もりました。
  • 3か年の平均原価は1兆4,970億円の見込みとなり、現行の電気料金を継続した場合の平均収入(改定前収入)1兆3,454億円に対して、マイナス1,516億円の収入不足が発生する見込みとなりました。
  • このため、平成25年4月から規制部門・自由化部門合計で11.26%の値上げをお願いすることといたしました。

(注)資源エネルギー庁「一般電気事業供給約款料金審査要領」

原価算定の概要

申請原価と改定前収入の差

経営効率化努力の織り込み

  • 今回の申請原価は、平成20年9月改定の前回原価から燃料費増加等による約2,400億円(プラス18%)のコスト増があるものの、今後新たに取り組む効率化努力マイナス約1,100億円マイナス8%)を織り込み、1,317億円(プラス10%)の増加に留めました。
  • 今回の改定率は、この原価の増分約10%に、前回原価からの販売電力量減少などに伴う収入の減1%相当を加え、約11%となります。

経営合理化への取組み

料金原価の算定イメージ

申請原価算定の前提条件

  • 販売電力量は、節電にご協力いただいた今夏の需要実績等を踏まえ、平成20年9月改定時と比べマイナス26億kWh減の、年平均853億kWhと想定しました。
  • 原油価格及び為替レートは、申請時の直近3か月(平成24年7~9月)の貿易統計値を適用し、原油価格は105.9$/b、為替レートは79円/$としました。
  • 原子力利用率は、平成25年7月以降、川内・玄海原子力発電所が順次再稼働するものとし、55%と織り込みました。
    具体的には、川内1・2号機が平成25年7月、玄海4号機が平成25年12月、玄海3号機が平成26年1月に再稼働するものと想定しました。
  今回原価(1)
(平成25~27年度)
【参考】前回との比較
前回原価(2)
(平成20年9月)
差:(1)マイナス(2)
販売電力量 億kWh 853 879 マイナス26
原油価格 $/b 105.9 93.0 12.9
為替レート 円/$ 79 107 マイナス28
原子力利用率 55 83 マイナス28

電気料金の値上げ幅

  • このたび、規制部門における電気料金につきまして、平成25年4月からの平均8.51%の値上げを申請するとともに、自由化部門におきましても同時期からの平均14.22%の値上げをお願いすることといたしました。
    (注)ご契約種別やご使用状況により、値上げ幅は異なります。

    PDFファイル当社の電気料金の推移(236KB)

  • なお、規制部門のお客さまの値上げ実施日や値上げ幅などは、今後国の審査を受け、お客さまからの意見を聞く公聴会や、物価問題に関する関係閣僚会議等を経て、決定(認可)される予定です。
    (注)決定された内容につきましては認可後に改めてお知らせいたします。

電気料金値上げの概要

(税抜)

  値上げ幅(率)
規制部門 1.69円/kWh(8.51%)
自由化部門 1.84円/kWh(14.22%)
合計 1.78円/kWh(11.26%)

(注)今回は燃料費の増加が主要因であり、単価の増分は2つの部門でほぼ同水準になっています。

料金改定認可までの流れ

ご家庭向け料金の変更点及び新メニュー

3段階料金における第1段階の値上げ幅の抑制

ご家庭向けの電気料金は、ご使用量の増加に伴い料金単価が上昇する3段階料金を設定しており、今回の値上げでは、毎日の生活に必要不可欠な照明や冷蔵庫などの電気ご使用量に相当する第1段階の値上げ幅を低めに抑えています。

PDFファイルご家庭向け電気料金の設定の考え方(98KB)

(税込)

    新料金:(1) 現行料金:(2) 値上げ幅:(1)マイナス(2)
第1段階 ~120kWh 17.05 16.57 0.48
第2段階 121~300kWh 22.59 20.81 1.78
第3段階 301kWh~ 25.37 22.19 3.18
新たなピーク抑制型料金の設定

ピーク時間[夏季(7~9月)の13時~16時]に割高な料金、夜間時間は割安な料金を設定した、ピークシフト電灯を設定いたします。

(ご加入の条件)
電気のご使用をピーク時間から昼間時間・夜間時間、または昼間時間から夜間時間に移行していただけること

PDFファイル新たな料金メニュー(ピークシフト電灯)(143KB)

季時別電灯の加入要件の拡大

より幅広いお客さまに負荷平準化へご協力いただけることを目的として、夜間蓄熱型機器(エコキュートなど)をお持ちでないお客さまについても、季時別電灯にご加入いただけるよう変更いたします。

(ご加入の条件)
電気のご使用をデイタイムからリビングタイム・ナイトタイム、またはリビングタイムからナイトタイムに移行していただけること

PDFファイルご家庭向けの選択約款の変更点(551KB)

第2深夜電力(5時間供給)および季時別電灯・時間帯別電灯の5時間通電機器割引の新規加入停止について

第2深夜電力(5時間供給)および季時別電灯・時間帯別電灯の5時間通電機器割引については、平成26年4月1日以降は新規にご加入いただくことはできません。

なお、平成26年3月31日時点でご加入いただいているお客さまにつきましては、経過措置として引き続きご利用いただけます。

PDFファイルご家庭向けの選択約款の変更点(551KB)

電気料金お支払い制度の変更

規制部門のお客さまにつきまして、現行の早収料金・遅収料金の取扱いを、平成26年10月分の電気料金から、延滞利息による取扱いに変更いたします。

PDFファイル料金のお支払い制度の変更(90KB)

ご家庭における電気料金値上げの影響額

今回の申請では、例えば、30アンペア契約で、300kWh/月ご使用になるご家庭の電気料金は、現在の月額6,643円から7,021円となり、月額378円(5.7%)のご負担増となります。

節電・節約手法のご紹介

値上げに伴うお客さまへの影響額

(税込)

  ご契約内容 影響額 現在のお支払額 値上げ後のお支払額
ご家庭のお客さま 従量電灯B
(30A、300kWh)
<5.7%の値上げ>
378円/月
6,643円/月 7.021円/月
季時別電灯
(6kVA<エコキュート2kW>、610kWh)
<12.0%の値上げ>
1,302円/月
10,852円/月 12,154円/月
店舗などのお客さま 従量電灯C
(10kVA、1,000kWh)
<10.7%の値上げ>
2,604円/月
24,419円/月 27,023円/月
低圧電力
(8kW、560kWh、力率90%)
<9.0%の値上げ>
1,328円/月
14,708円/月 16,036円/月

(注)現在のお支払額には、平成24年12月分の燃料費調整額を含んでいます。

(注)値上げ後のお支払額は、申請中の単価で算定しております。

(注)現在のお支払額、値上げ後のお支払額には、口座振替割引額、太陽光発電促進付加金及び再生可能エネルギー賦課金を含んでいます。

料金プランの概要および料金単価表

よくあるご質問

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