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プラズワイヤー工法

 当社設備を始めとして、多くのインフラ設備は、鉄鋼がその主たる構成部材であり、鋼鉄であるがために錆の発生による設備の劣化が課題となっています。その対策費として日本国内では年間に4兆円もの費用が使われているという試算もあります。本研究では、鉄鋼構造物の防錆手法として、100年以上の長期耐久性を有し、ライフサイクルコスト低減に寄与する「プラズワイヤー工法」を開発しました。 プラズワイヤー工法の写真

特長
優れた防食効果
海岸部付近で100年以上の長期防錆効果が期待できます。
(複合サイクル試験6000時間実施結果より推定)
下地処理が容易
これまで溶射では前処理としてブラストが必要でしたが、電動工具などによる下地処理でも施工が可能となりました。
コストメリット
施工費用が重防食塗装程度であり、塗装などの塗り替えを考慮すると、100年間で比較した際、ライフサイクルコストを大きく低減できます。
環境に優しい
土壌中に豊富に含まれるアルミニウムとマグネシウムを使用しており、シンナーなどの揮発性有機物質を使用しません。

仕様
プラズワイヤー溶射装置(プラズマ溶射方式)によるアルミニウム系合金金属の溶射
施工方法
施工方法の図
施工対象
橋梁・高架道路、海岸・海上設備、建物、石油・プラント関連設備
送配電設備、火力・原子力発電所等

販売元
〔施工〕 西日本プラント工業株式会社
〒810-8540 福岡市中央区高砂一丁目10番1号
電話番号:092-533-1720 FAX:092-533-1735(営業部)
http://www.npc21.jp/
〔開発〕 九州電力株式会社 総合研究所 化学・金属グループ


1.プラズワイヤー溶射装置の概要
プラズワイヤー溶射装置概要の図説 プラズワイヤー溶射装置の特長

溶射ワイヤーを対陽極として使用するため、設備がシンプルで、エネルギー利用効率、材料効率が高い。
電源オン、オフで操作でき、扱いが容易です。
膜質が安定し一定であるため、作業者による皮膜の優劣がつきにくい。
密着力が高い。
本体が100kg、その他にガン(3kg)、ワイヤーリールと設備構成がシンプルで軽量なため、容易に移動でき、現場での施工が可能です。
電源本体から、25mの範囲を施工でき、高所などの作業が可能です。
(1) ワイヤーを対極としてアークを発生
(2) アーク放電によりプラズマジェットをガン中に発生
(3) プラズマジェット中に供給されたワイヤーが溶融
(4) 溶融粒子がプラズマジェットに加速され、基材に吹き付けられる。

2.耐久性の評価
 プラズワイヤー工法および他の防錆方法を複合サイクル試験にて比較し耐久性を評価しました。その結果、プラズワイヤー工法では、6000時間以上、錆の発生が見られませんでした。これは海岸部において100年以上の防食効果に相当します。