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原子力発電に関するもの

お客さまからのご意見・ご要望

  • 福島での事故を受け、皆が「安全第一」と思っているので、きちんと説明して欲しい
  • 原子力が本当に必要かどうかという説明をきちんと正確に伝えて欲しい
  • 信頼できる情報が少なく、安心・安全の基準が素人にはわからない。安全・安心をしっかり確約して欲しい
  • 一般の方々は原子力発電所に関する知識が非常に浅い。もう少しわかり易く一般市民のかたに周知してはどうか
  • 「皆さまに安心していただけるよう、あらゆる努力をしている」というが、一般の方々にわかり易く説明する努力が足りないのではないか
  • ベクレルやシーベルトなど単位の意味がよくわからないまま数字だけが報道で流されている。そのあたりをよく説明すべき
  • 原子力の廃止はすぐにできないと思うが、原子力発電にはどのようなリスクがあり、どのような対策を講じるのかを説明してほしい
  • 原子力の耐用年数を考えると、当然廃炉とその後の対応を考える必要があり、中長期的にどのように計画しているかについて、しっかりと情報を出すべき
  • 他のエネルギーで代替できる部分とそうでない部分を明らかにすることで、原子力の中長期的なビジョンを明らかにして欲しい

取り組みの方向性

  • 原子力は、非常に大きなエネルギーを生み出すと同時に、潜在的に大きなリスクを内包するものであり、弊社では皆さまに安心していただけるよう、これまで発電所の設備・運営両面において万全の対策を講じ、原子力の安全・安定運転に努めてまいりました。
    福島第一原子力発電所の事故以降は、更なる信頼性向上と安心・安全の確保に向け、「浸水を防ぐ」、「電源を確保する」、「燃料等を安定的に冷却する」等の安全対策を着実に実施するとともに、万一の事故発生を想定した訓練の実施や手順書の整備などの対策にも取り組んでおります。
    こうした取り組みについて、お客さまや地域の皆さまの視点に立った迅速・的確かつ積極的な情報の開示に努めておりますが、今後とも、原子力に関する専門知識がないお客さまにもご理解いただきやすいよう、お客さまや有識者の皆さまのいろいろな視点からのご意見等をいただきながら、既存パンフレットの内容見直しや実際の現場映像などを取り入れたDVD制作を行うなど、できるだけわかりやすい資料作りに取り組んでまいります。
  • 原子力発電を含む将来の電源構成のあり方につきましては、現在、国の会議体において議論が行われており、今夏を目途にその方向性が示される予定です。
    弊社としましては、原子力発電については、エネルギーセキュリティ面や地球温暖化対策面から、安全性を大前提として、その重要性は変わらないものと考えております。今後、国の新たなエネルギー政策を踏まえ、バランスのとれた電源開発を引き続き検討してまいります。