電源接続案件募集プロセスとは
- 電源接続案件募集プロセス(以下、「募集プロセス」といいます)は、平成27年4月1日に発足した電力広域的運営推進機関(以下、「広域機関」といいます)により規定(広域機関の業務規程第75条以下及び送配電等業務指針第120条以下に規定)された系統アクセスのルールです。
- 募集プロセスとは、広域機関のルールで定める要件を満たす事業者さま(注1)や一般送配電事業者からの申込み等に基づき、工事費負担金を共同負担する近隣の電源接続案件(事業者さま)を募る手続きです。
- 募集プロセスは、その開始日から原則として1年以内に、工事費負担金の共同負担者及び負担金額を決定し、募集プロセスを完了させるよう広域機関ルールで定められています。
- 具体的な募集プロセスの応募方法や募集対象設備等につきましては、募集プロセス開始後に策定する募集要綱においてお知らせします。
(注1) 広域機関のルールで定める要件を満たす事業者さまの場合
接続検討の回答における「工事費負担金の対象となる対策工事」が、以下の要件を満たす場合、その接続検討の回答を受領した事業者さまは、広域機関に対し募集プロセスの開始の申込みを行うことができます。
《募集プロセスの開始要件》
(1) | 工事費負担金対象となる系統連系工事に特別高圧の送電系統(特別高圧と高圧を連系する変圧器を含む)の増強工事が含まれること |
(2) | 工事費負担金を接続検討の前提とした最大受電電力(既設の発電設備等の最大受電電力を増加させる場合は、最大受電電力の増加量)で除した額が20千円/kW(税込み)を超えること |
(平成29年4月10日更新)
電源接続案件募集プロセスの流れ(概要)

(平成29年4月10日更新)
電源接続案件募集プロセス開始における留意事項
- 募集プロセスは、事業者さまに工事費負担金を共同負担いただくための仕組みであり、連系等の優先順位(系統連系順位)を、原則として、入札負担金単価が高い順(注2)に決定し、募集容量の範囲内の入札者を優先系統連系希望者とします。
ただし、- 十分な応募・入札がなく、必要な工事費が確保できない場合などには、募集プロセスが不成立となる
- 事業者さまの入札額によっては、開始申込者であっても、連系できない
また、工事費負担金を単独で負担することを前提とした接続検討結果と比べて、工事費負担金が必ず低減するとは限りません。 - 募集プロセスは、開始から完了まで約1年程度の期間を要するため、場所及び設備が確保されておらず、条件付で設備認定を受けている事業者さまは、募集プロセス期間中に認定が失効する可能性がありますので、ご留意ください。
- 募集プロセスが開始されると、募集プロセスが完了するまでの間は系統状況が確定できないため、そのエリアにおいて、新規に事前相談(注3)・接続検討申込みを行う事業者さま(特別高圧・高圧の送電系統に連系等を希望する事業者さま)については、募集プロセスが完了した後に検討を開始いたします。
- また、接続検討中の事業者さまが、募集プロセスに応募しない場合は、上記と同様、募集プロセスが完了し、系統状況が確定した後に検討を開始いたします。
- 募集プロセス開始以降、その対象エリアにおける新規の接続契約申込みについては、仮に当社から既に接続検討の回答を受領している場合であっても、募集プロセスの開始によって、既接続電源の状況や設備形態など、系統状況が回答時点から変動することから、再度、接続検討が必要になります。
(平成28年7月20日更新)
電源接続案件募集プロセス状況マップ

(平成31年2月14日更新)