品質管理
火力発電所の高度な燃焼技術により、安定した品質のフライアッシュを供給します。
特にフライアッシュ(2種)については、各項目の細かな試験により品質管理を行い出荷しています。
JIS A 6201(コンクリート用フライアッシュ)-九電フライアッシュの品質(平成19年度実績による)
JIS規格 | 九電フライアッシュ | |||
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化学成分 | 二酸化けい素 | 45.0%以上 | 55.2~67.7% | |
湿分 | 1.0%以下 | 0.1~0.2% | ||
強熱減量 | 5.0%以下 | 0.7~2.4% | ||
物理的性質 | 密度 | 1.95g/cm3以上 | 2.23~2.38g/cm3 | |
粉末度 | 45μmふるい残分 | 40%以下 | 1~6% | |
比表面積 | 2,500cm2/g以上 | 3,830~4.200cm2/g | ||
フロー値比 | 95%以上 | 102~114% | ||
活性度指数 | 28日 | 80%以上 | 80~94% | |
91日 | 90%以上 | 92~112% |
特徴
長期強度の増進
セメントにフライアッシュを混合使用すると長期強度が増進し、耐久性に富みます。 右図:フライアッシュを混合したコンクリートの圧縮強度との関係 |
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乾燥収縮の減少
コンクリートやモルタルにフライアッシュを混合すると、硬化後の収縮率が小さくなり、ひび割れを起こしにくくなります。 右図:フライアッシュを利用したコンクリートの乾燥収縮試験例 |
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水密性の向上
セメントにフライアッシュを混合すると、コンクリートの組織を緻密にし水密性が増します。 右図:コンクリートの水密性の試験例 |
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水和熱の減少
セメントにフライアッシュを混合すると、コンクリートの水和熱が減少します。 右図:フライアッシュ代替率とマスコンクリートの温度上昇関係試験例 |
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アルカリシリカ反応の抑制
右図:フライアッシュ使用により、モルタルの膨張が20分の1となりアルカリシリカ反応がほぼ完全に抑制された例 | ![]() |
日本フライアッシュ協会
「石炭灰」パンフレットよりデータ引用