2010九州電力 環境アクションレポート
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17運転、性能管理状況などの確認 (ヨンフン火力発電所(仁川市))【 海外での事業展開(2010年3月末現在) 】【 これまでのAPP開催実績 】【中国】 プロジェクト:内蒙古風力出 力:5万kW(2009年9月営業運転開始)【メキシコ】 プロジェクト:トゥクスパン2号発電方式:ガス・コンバインドサイクル方式燃 料:天然ガス出 力:49.5万kW(2001年12月営業運転開始) プロジェクト:トゥクスパン5号発電方式:ガス・コンバインドサイクル方式燃 料:天然ガス出 力:49.5万kW(2006年9月営業運転開始)【台 湾】台湾電力深シン澳オウ火力発電所建設コンサルティング【ベトナム】プロジェクト:フーミー3号発電方式:ガス・コンバインドサイクル方式燃 料:天然ガス出 力:74.4万kW(2004年3月営業運転開始)【シンガポール】 プロジェクト:セノコ・エナジー社出 力:330万kW(2008年9月株式取得)【インドネシア】 (検討中)プロジェクト:サルーラ地熱出 力:30万kW程度(2007年10月参加権益取得)【中国】 中国紡織業界広域省エネコンサルティング【インド】インド国火力発電運用改善計画調査【フィリピン】プロジェクト:イリハン発電方式:ガス・コンバインドサイクル方式燃 料:天然ガス出 力:120万kW(2002年6月営業運転開始)電気事業IPP事業環境関連コンサルティング事業【中国】上海高雅玻璃工場省エネESCOコンサルティングシャンハイ コアガラスウチモウ コ開催国第1回第2回第3回第4回第5回日 本インド米 国豪 州韓 国開催年月2007年4月2008年2月2008年4月2008年6月2009年7月※:Independent Power Producer(独立発電事業者)の略。シンガポール事務所用語集の解説をご覧ください・国際協力機構(JICA)・IPP(独立発電事業者)・再生可能エネルギー・天然ガス・地球温暖化・ESCO・コンバインドサイクル・クリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ(APP)・熱効率詳細は九州電力ホームページ 企業情報 〉 こんな事業やっています 〉 海外事業への取組み(5) 海外との技術交流などを通じたCO2排出抑制 国際協力機構(JICA)等の機関を通じた専門家の派遣・研修生の受入れや、海外の電気事業者との情報交換、海外発電事業、海外コンサルティング事業を展開しています。a 海外におけるIPP※事業や省エネ・環境関連コンサルティング事業などの展開 成長するアジアを中心に、当社の技術・ノウハウを活かした高効率火力、再生可能エネルギーによる発電事業や省エネコンサルティング事業を推進しています。 IPP事業では、天然ガスを燃料とした高効率の火力発電所を建設し、CO2排出を抑制するなど、グローバルな視点で地球温暖化対策に貢献しています。 また、アジアに軸足を置いた事業活動を展開するため、情報収集や海外事業案件の支援拠点として、2009年7月、当社初の海外事務所をシンガポールに開設しました。b クリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ(APP:Asia Pacific Partnership)への参加 APPは、CO2排出大国である中国、米国、インドをはじめ、日本、豪州、カナダ、韓国の計7か国が参加する地球温暖化防止の枠組みであり、世界的にもその成果が注目されています。この中で電力業界は、経年化が進んだ石炭火力の熱効率の維持・向上を目指したピアレビュー活動(専門家による相互評価)を展開しており、当社はこれまでに開催されたすべてのピアレビューに延べ13人の社員を派遣し、火力発電に関する技術・ノウハウを提供しています。 今後も本活動を通じて、地球温暖化防止に資する技術移転や技術の開発・向上支援に積極的に取り組んでいきたいと考えています。・ 韓国ピアレビューの特徴 2009年度は韓国で第5回ピアレビューが開催され、ヨンフン火力発電所(仁イン川チョン市)において、主蒸気及び再熱蒸気条件の定格値への回復、並びにタービン内部効率の回復により、0.6ポイントの熱効率向上が可能であることを確認しました。(年間約5.8万トンのCO2削減ポテンシャルに相当)
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