プレスリリース

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2021年11月5日
株式会社BlueBee
国立大学法人千葉大学
九州電力株式会社

令和3年度林業イノベーション推進総合対策のうち戦略的技術開発・実証事業に採択
-くじゅう九電の森(大分県由布市)にて下刈りドローンの実証試験を実施します-

 株式会社BlueBee(熊本市)、国立大学法人千葉大学(千葉市)、九州電力株式会社(福岡市)の3社は、林野庁の補助事業である「令和3年度林業イノベーション推進総合対策のうち戦略的技術開発・実証事業」に係る公募採択に伴い、11月12日(金)に「くじゅう九電の森(大分県由布市)」で、森林の下草を刈ることのできるドローン(以下、下刈りドローン)の実証試験を実施します。

 本実証試験は全国初の取組みであり、林野庁、国立研究開発法人森林研究・整備機構、他関係者のご協力をいただき実施するもので、現在開発中の下刈りドローンの有効性や安全性を検証します。

 日本の林業には、慢性的な人手不足という課題があり、特に下刈り作業は、体力的に過酷で且つ危険が伴うため、林業従事者の離職の大きな原因の一つになっています。また、林業従事者の高齢化が著しいことから、下刈り作業の省力化(機械化)は喫緊の課題です。
 このような背景を踏まえ、本事業では、大型ドローンと特殊刈払機を開発し、それらを組み合わせた下刈りドローンの実現を目指します。

 3社は実証試験を通じ、下刈りドローンの実用化に向けた課題を抽出・解決し実用化に繋げることで、林業の生産性向上、安全性向上を目指すとともに、将来的には林業の植林等を可能にする「空飛ぶ作業ロボット」の開発に取り組む予定です。
 3社は本事業を通じて、森林保全によるCO2削減などSDGsの達成に貢献してまいります。

三社の役割分担

社名 役割
株式会社BlueBee 大型ドローン及び特殊刈払機開発
国立大学法人千葉大学 ドローン制御システム開発
九州電力株式会社 実証試験における諸調整及び運用提案

以上