サステナビリティ

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トップコミットメント

九電グループは、CSR経営を通じて地域・社会の課題解決に取り組み、「持続可能な社会の実現」に貢献します。九州電力株式会社 代表取締役 社長執行役員 池辺 和弘

 九電グループは、「ずっと先まで、明るくしたい。」をブランドメッセージとする「九電グループの思い」のもと、低廉で良質なエネルギーをお客さまへ安定してお届けすることを通じて、お客さまの生活や経済活動を支え、九州とともに成長してきました。
 一方、国内外では経済・社会・環境面での社会的課題が多様化・複雑化し、その解決に向けた企業への期待も大きくなっています。
 こうした中、九電グループがどのような貢献ができるかを示し、地域とともに発展・成長していくという私たちの姿勢を発信するため、昨年6月に「九電グループ経営ビジョン2030」を策定し、現在、このビジョンの実現に向けた取組みを推進しているところです。
 これらの取組みを、社会的課題の着実な解決に繋げていくためには、これまで以上にステークホルダーの皆さまからの期待・要請をしっかりと受けとめ、CSR経営を充実させていくことが重要と考えています。

CSR経営の充実にあたって

 近年、国際社会全体の持続可能な開発目標として国連で採択されたSDGsや、企業の環境等への配慮を評価するESG投資等、地球規模で「持続可能な社会の実現」に向けた取組みへの期待が高まっています。
 国内においては、気候変動による災害の多発化・甚大化や、人口減少等の進展による地域の衰退等、様々な課題が深刻化しつつあります。また、至近では新型コロナウイルスの感染拡大により多方面に甚大な影響が生じています。
 このような経営環境の変化も踏まえ、九電グループはSDGs等から幅広く抽出した社会的課題のうち、ステークホルダーの皆さまからの期待・要請を最優先に考えた「豊かな地球を守る」「皆さまの暮らし・経済を支える」「地域社会を元気にする」等を柱とするCSRの重要課題の解決に向けて、グループの強みを活かした取組みを充実させていきます。

「持続可能な社会の実現」を目指して

 今後も、九電グループは「九州の発展なくして、九電グループの発展なし」という思いを共有して、地域の皆さまと一緒に汗をかき、知恵を絞りながら、様々な課題の解決に積極的にチャレンジしていきます。
 皆さまに満足いただける価値を提供し、地域社会や皆さまの暮らしの発展に貢献することで、九電グループも成長し、また新たな価値を創造するという好循環が生まれるよう、取組みの更なる充実を図っていきます。

 本年4月に当社の送配電部門が新たに「九州電力送配電株式会社」として分社しましたが、これからも九電グループ一体となって、地域の皆さまと一緒に「九州から未来を創る」ことで、「持続可能な社会の実現」に貢献してまいります。

2020年6月

(注)SDGs(Sustainable Development Goals):2015年に国連サミットで採択された、国際社会全体の「持続可能な開発目標」であり、2030年を期限とする17の目標で構成