サステナビリティ

  • このリンクをシェア
  • ツイート

環境保全対策

【火力発電所の環境保全対策】

 大気,水質,騒音などに係る法令の遵守のみならず,関係自治体と環境保全協定を締結し,周辺地域の状況に応じた諸対策を実施し,環境保全に万全を期しています。

火力発電所の環境保全対策の図説

 当社は硫黄酸化物(SOx),窒素酸化物(NOx)の排出を抑制するために,燃焼方法の工夫や排煙脱硫装置・排煙脱硝装置の設置などを実施しており,火力発電電力量当たりのSOx,NOx排出量水準は,極めて低く,国際的にもトップレベルの実績となっています。

●当社のSOx,NOx排出原単位推移(火力発電電力量当たり)
当社のSOx,NOx排出原単位推移グラフ

●SOx,NOx排出原単位の国際比較(火力発電電力量当たり)
SOx,NOx排出原単位の国際比較グラフ

出典:OECD ENVIRONMENTAL DATA COMPENDIUM, ENERGY BALANCES OF OECD COUNTRIES




【原子力発電所の環境保全対策】

 原子力発電所では,放射性廃棄物が発生しますが,発生量の低減に努めるとともに,徹底した管理を行っています。
 発電所周辺の放射線測定データについては,自治体主催の会議における学識経験者の評価により,原子力発電所からの影響による異常がないことを確認しています。
 発電所周辺の人が受ける放射線量は1995~1997年度を通して規制値を十分下回る実績でした。

原子力発電所周辺の放射線測定のようすの写真
原子力発電所周辺の放射線測定
●当社低レベル放射性固体廃棄物の累計貯蔵量
 (1997年度末)
単位:本(200Lドラム缶)

所内貯蔵量 移送量*
玄海原子力
発電所
16,197
4,440
川内原子力
発電所
6,855
-
合計
23,052
4,400
*低レベル放射性廃棄物埋設センター(青森県)への移送・貯蔵分
●当社における放射線量の評価結果

1995~1997 規制値
発電所周辺
線量評価値
(ミリシーベルト/年)
0.001未満 1
自然状態で1年間に受ける自然放射線は1人当たり1.1ミリシーベルト

●放射性廃棄物の管理

放射性廃棄物の管理の図説

●人が受ける放射線量
  実効線量当量(ミリシーベルト)

人が受ける放射線量の図説




【フロン使用削減によるオゾン層保護など】

 当社では,特定フロンは主に空調機器の冷媒,発電所でおこなうドライクリーニングの洗浄剤として,また,特定ハロンは火力・原子力発電設備や建物における消火剤などに使用しています。代替物質への切り替えなどにより消費量削減に努めています。
 PCBを使用した機器については,厳重に保管・管理しています。

●当社の特定フロン等の充填量と消費量
当社の特定フロン等の充填量と消費量グラフ

※充填量は,装置内に充填されている量,消費量は,補充などで実際に使用した量