サステナビリティ

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はじめに


 地球温暖化やオゾン層の破壊などをはじめとする地球環境問題への対応は,人類共通の重要な課題です。「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)の第2次評価報告書によると,2100年には,地球温暖化により平均気温が約2℃上昇し,海面が約50cm上昇すると予測しており,人間活動が気候に影響をおよぼしていることが確認されています。また,大気汚染,水質汚濁,騒音など地域社会と関係の深いさまざまな環境問題も依然として存在しています。
 九州電力は,電力供給の長期安定確保を最大の使命としつつ,地球環境保全を経営の重要課題と位置づけ,地球温暖化の原因といわれる二酸化炭素の排出が少ない原子力発電を中核とした電源の多様化をはじめ,さまざまな環境保全施策を進めています。
 こうした地球環境問題への総合的な対応を図るため,1990年5月に「地球環境問題検討委員会」を設置し,1992年12月に策定(1995年10月改訂)した「環境に優しい企業活動を目指して」(環境行動計画)に基づき,全社的に環境保全運動を展開しています。また,活動状況については,チェック&レビューによる管理を実施しています。
 九州電力の環境問題に対する取り組みについて,皆さま方のご理解をいただくとともに,ご指導・ご助言をいただければ幸いです。