時短ラク家事:シミや汚れをスッキリ落として、大切な衣類を鮮やかに!
洗濯をしても漂白をしてもなかなか落ちない油・シミ汚れ。
身近なもので、あっという間にキレイに落とせる裏技を“家事えもん”が伝授します。
- まつはし しゅうたろ
-
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑いタレント。
掃除能力検定士5級、ジュニア洗濯ソムリエ、調味料検定“通”の認定を取得。
2015年に「すごい家事」を出版。
お洗濯で困ってしまう頑固な汚れを分類しました。
汚れの特徴をつかめば、どんな落としかたができるかおのずとわかってくるのです。
汚れの種類
食べ物の汚れ
[油性]
ケチャップなどのソース類、カレー、ドレッシングなど
[水性]
醤油、ワイン、果物・野菜など
皮脂系の汚れ
エリ、袖の汗じみ、黄ばみなど
固形物の汚れ
泥汚れ、口紅、ファンデーション、ガムなど
汚れの仕組み
食べ物の汚れ
皮脂系の汚れ
固形物の汚れ
泥汚れは砂が集まったもの、ファンデーションや口紅は顔料の粉末を油で練ったものです。
汚れの落としかた
食べ物の汚れ・皮脂系の汚れ
1.表面の油・脂を落とす
2.次に色素を落とす
実は、食べ物も皮脂も、汚れの成分はほぼ同じ。どちらも油(脂)、タンパク質、色素という構成要素でできています。
固形物の汚れ
1.表面の粒子を落として
2.繊維に入り込んだ粒子は酸素系漂白剤で浮かして落とす
最初からもみ洗いすると、繊維の奥に汚れが入り込んでしまいます。普通の洗濯洗剤でもいいので浸けてから!
-
落ちていたガムが洋服についちゃった!
まずは布のガムテープをぺたぺたと押し付けると大まかな汚れが取れます。残りはサラダ油で溶かし、最後に食器用洗剤で油を取り除いてすすぎましょう。
-
食べこぼしでお気に入りの洋服にシミが!
シミがついたときは、初動が大切。でも、不用意に水で洗うとシミが広がってしまうことも。そんな時は市販のペンタイプのシミ落としを。汚れを移すイメージで、やさしく叩くように使うのがコツです。
-
転んだときについた血液のシミが取れない!
最初からお湯で洗うと固まって落ちにくくなるので、先に大まかな汚れは水で流します。その後粉タイプの酸素系漂白剤を40~50度のお湯で溶かして浸け置き。最後はすすぎをしっかりと。
用意するもの
- 粉タイプの酸素系漂白剤
- お湯
- タオル3枚
- Point!
- 漂白剤の効果を引き出せるのは50度。レンジで温めた蒸しタオルを使うのがきれいに落とすコツ!
テクニックの手順
食べ物の汚れはまずソースなどの食べこぼしをきれいに拭き取ります。酸素系漂白剤を50度のお湯で溶かし、蒸したタオルなどに含ませてシミ部分をたたきます。
もう1枚のタオルにお湯を含ませてシミ部分をたたき、残った洗剤をしっかり拭き取ります。これが「すすぎ」の役割。最後に乾いたタオルで水分を取り除けば完了です。
用意するもの
- 布のガムテープ
- 粉タイプの酸素系漂白剤
- お湯
- 歯ブラシ
- Point!
- デリケートな繊維には粘着力が弱い布のガムテープを使用しましょう。
テクニックの手順
最初に布のガムテープを貼り付けながら、大まかな表面の汚れを取り除きます。このときキレイな面をくっつけないと汚れが広がるので注意。
酸素系漂白剤を50度のお湯で溶かし、そこに20~60分ほど浸けます。汚れを浮かせた後に優しく揉み洗いをしたり、ブラシでこすります。
頑固な汚れはパワーアップシミ抜き剤でスッキリ!
用意するもの
- 厚手のビニール袋
- 湯せん用のマグカップとお湯
- A(重曹、酸素系漂白剤、食器用洗剤、50度のお湯)
厚手のビニール袋の中にAを小さじ1杯ずつ入れ混ぜます。お湯を注いだカップで湯せんをすればできあがり。漂白効果は数時間で薄れるので、使う分だけ少量ずつ作るのがおすすめです。
この情報は2019年 秋号掲載時点のものです
洗濯をしても漂白をしてもなかなか落ちない油・シミ汚れ。
身近なもので、あっという間にキレイに落とせる裏技を“家事えもん”が伝授します。
- まつはし しゅうたろ
-
よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑いタレント。
掃除能力検定士5級、ジュニア洗濯ソムリエ、調味料検定“通”の認定を取得。
2015年に「すごい家事」を出版。
お洗濯で困ってしまう頑固な汚れを分類しました。
汚れの特徴をつかめば、どんな落としかたができるかおのずとわかってくるのです。
汚れの種類
食べ物の汚れ
[油性]
ケチャップなどのソース類、
カレー、ドレッシングなど
[水性]
醤油、ワイン、果物・野菜など
皮脂系の汚れ
エリ、袖の汗じみ、黄ばみなど
固形物の汚れ
泥汚れ、口紅、ファンデーション、ガムなど
汚れの仕組み
食べ物の汚れ
皮脂系の汚れ
固形物の汚れ
泥汚れは砂が集まったもの、ファンデーションや口紅は顔料の粉末を油で練ったものです。
汚れの落としかた
食べ物の汚れ・皮脂系の汚れ
1.表面の油・脂を落とす
2.次に色素を落とす
実は、食べ物も皮脂も、汚れの成分はほぼ同じ。どちらも油(脂)、タンパク質、色素という構成要素でできています。
固形物の汚れ
1.表面の粒子を落として
2.繊維に入り込んだ粒子は酸素系漂白剤で浮かして落とす
最初からもみ洗いすると、繊維の奥に汚れが入り込んでしまいます。普通の洗濯洗剤でもいいので浸けてから!
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落ちていたガムが洋服についちゃった!
まずは布のガムテープをぺたぺたと押し付けると大まかな汚れが取れます。残りはサラダ油で溶かし、最後に食器用洗剤で油を取り除いてすすぎましょう。
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食べこぼしでお気に入りの洋服にシミが!
シミがついたときは、初動が大切。でも、不用意に水で洗うとシミが広がってしまうことも。そんな時は市販のペンタイプのシミ落としを。汚れを移すイメージで、やさしく叩くように使うのがコツです。
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転んだときについた血液のシミが取れない!
最初からお湯で洗うと固まって落ちにくくなるので、先に大まかな汚れは水で流します。その後粉タイプの酸素系漂白剤を40~50度のお湯で溶かして浸け置き。最後はすすぎをしっかりと。
用意するもの
- 粉タイプの酸素系漂白剤
- お湯
- タオル3枚
- Point!
- 漂白剤の効果を引き出せるのは50度。レンジで温めた蒸しタオルを使うのがきれいに落とすコツ!
テクニックの手順
食べ物の汚れはまずソースなどの食べこぼしをきれいに拭き取ります。酸素系漂白剤を50度のお湯で溶かし、蒸したタオルなどに含ませてシミ部分をたたきます。
もう1枚のタオルにお湯を含ませてシミ部分をたたき、残った洗剤をしっかり拭き取ります。これが「すすぎ」の役割。最後に乾いたタオルで水分を取り除けば完了です。
用意するもの
- 布のガムテープ
- 粉タイプの酸素系漂白剤
- お湯
- 歯ブラシ
- Point!
- デリケートな繊維には粘着力が弱い布のガムテープを使用しましょう。
テクニックの手順
最初に布のガムテープを貼り付けながら、大まかな表面の汚れを取り除きます。このときキレイな面をくっつけないと汚れが広がるので注意。
酸素系漂白剤を50度のお湯で溶かし、そこに20~60分ほど浸けます。汚れを浮かせた後に優しく揉み洗いをしたり、ブラシでこすります。
頑固な汚れはパワーアップシミ抜き剤でスッキリ!
用意するもの
- 厚手のビニール袋
- 湯せん用のマグカップとお湯
- A(重曹、酸素系漂白剤、食器用洗剤、50度のお湯)
厚手のビニール袋の中にAを小さじ1杯ずつ入れ混ぜます。お湯を注いだカップで湯せんをすればできあがり。漂白効果は数時間で薄れるので、使う分だけ少量ずつ作るのがおすすめです。
この情報は2019年 秋号掲載時点のものです