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福岡県西方沖地震における原子力発電所の状況

2005年3月20日10時53分頃に、福岡県西方沖を震源とする大きな地震(マグニチュード7.0)が発生しました。
この地震における当社原子力発電所の状況は、以下のとおりです。

玄海原子力発電所の状況

地震発生時、玄海原子力発電所2、3、4号機は通常運転中でしたが、いずれも地震加速度は原子炉自動停止の設定値以下であり、放射線モニタの指示等に異常はなく、安全に運転を継続しています。また、定期検査中の玄海1号機についても異常はありませんでした。
また、地震発生直後に行った点検パトロールの結果も異常はありませんでした。

川内原子力発電所の状況

地震発生時、川内原子力発電所1、2号機は通常運転中でしたが、いずれも地震加速度は原子炉自動停止の設定値以下であり、放射線モニタの指示等に異常はなく、安全に運転を継続しています。

原子炉自動停止設定値[補助建屋最下階]

設置箇所 水平方向 鉛直方向
玄海原子力発電所1、2号機 140ガル 70ガル
玄海原子力発電所3、4号機 170ガル 80ガル
川内原子力発電所1、2号機 160ガル 80ガル

地震応答観測装置の観測値

設置箇所 水平方向 鉛直方向
玄海原子力発電所
(3号機原子炉建屋基礎 コンクリート上端部)
85.0ガル 54.2ガル
川内原子力発電所
(1号機原子炉建屋基礎 コンクリート上端部)
1.1ガル 0.8ガル

広報用地震計の観測値

設置箇所 震度 最大加速度
(合成)
玄海原子力発電所
(3号機補助建屋最下階)
89.4ガル
川内原子力発電所
(1号機補助建屋最下階)
1.8ガル

ガル:地震による地盤や建物等の揺れの強さを表す単位で、建物等にどの程度の力が加わるかを示す尺度として使用しています。