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供用期間中検査の適切な実施指示に基づく再発防止対策の報告について

平成22年12月15日

供用期間中検査の適切な実施指示に基づく再発防止対策の報告について

 当社は、他社の原子力発電所において、供用期間中検査*1でポンプ及び弁本体の一部の溶接箇所が検査計画に含まれていなかった事象を踏まえ、経済産業省 原子力安全・保安院の指示に基づき、検査計画の管理状況を調査したところ、16台の弁を供用期間中検査計画の管理対象に追加し、そのうち5台の弁の検査を追加する必要があることを確認しましたので、その結果を平成22年11月2日に同院へ報告しております。
 なお、これらの弁については、製造時の検査記録等により健全性を確認しており、また、計画的に検査を行うことにより規格要求の検査間隔を満足します。


 当社は、平成22年11月15日の経済産業省原子力安全・保安院からの指示*2に基づき、一部の弁本体等の溶接部が供用期間中検査の計画に反映されていない事象を踏まえ、原因究明及び再発防止対策について検討し、本日、同院へ報告しましたのでお知らせします。

*1: 供用期間中検査(ISI)とは、原子力発電所の運転(供用)開始後に、機器や配管等の健全性を確認するため、機器毎に検査方法、検査範囲、検査期間を計画的に定めて実施する非破壊検査及び漏えい検査等
*2: 以下の事項を含めた再発防止対策を検討し報告すること。

(1) 電気事業者と調達先である製造事業者との間で溶接箇所に係る設計情報を十分共有し供用期間中検査の計画に確実に反映できる体制を構築すること。
(2) 供用期間中検査を規定する社団法人日本機械学会の維持規格の改訂が行われた場合には、その改訂内容を電気事業者内の関係部署において共有し、改訂内容が供用期間中検査の計画に確実に反映させる体制を構築すること。
(3) 供用期間中検査の計画にある検査対象箇所と現場の設備における溶接箇所との不整合が生じないよう確認体制を構築すること。

以上