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玄海原子力発電所における放射性よう素及びセシウムの検出についてお知らせ

平成23年4月8日

玄海原子力発電所における放射性よう素及びセシウムの検出についてお知らせ

 玄海原子力発電所では、発電所周辺に設置したモニタリングステーション※1において空気中の塵をサンプリングし放射性物質の濃度を測定していますが、本日、ごく微量の放射性物質(よう素131)を検出しました。

 また、発電所の各建屋から排気される空気をサンプリングし、1週間捕集して定期的に放射性物質の濃度を測定していますが、本日、玄海原子力発電所2号機において、ごく微量の放射性物質(よう素131、セシウム134,137)を検出しましたのでお知らせします。

 なお、玄海原子力発電所のプラント状況※2に異常はなく、排気筒モニタ等の放射線モニタの指示値にも有意な変動はありませんでした。また、現在、福島での事故を踏まえ、全国的に測定が行われており、各所で同じ放射性物質が検出されていることから、本事象は玄海原子力発電所に起因したものではないと判断しています。

 今回確認された放射性物質の量はごく微量であることから、環境への影響はなく健康への影響もありません。

※1: 原子力発電所の敷地周辺に設置される放射線監視施設。空気中の放射性物質濃度、放射線量率、積算線量などが測定される
※2: 玄海原子力発電所1,4号機は通常運転中、玄海原子力発電所2,3号機は定期検査中

○検出された放射性物質濃度

測定日 採取期間 採取場所 放射性物質の種類 濃度
(ベクレル/m
4月8日 4月7日 玄海原子力発電所
モニタリングステーション
よう素131 0.00076
4月1日~4月8日 (定期検査中)
玄海原子力発電所2号機
原子炉格納容器排気筒
よう素131 0.0023
セシウム134 0.00026
セシウム137 0.00015

注) ベクレル:放射線を出す能力を表す単位

(参考)検出された放射性物質濃度について

検出されたよう素131の値は、国が定める環境(周辺監視区域外の空気中)の放射性物質の濃度限度である5ベクレル/mの約2,000~6,000分の1です。
検出されたセシウム134の値は、国が定める環境(周辺監視区域外の空気中)の放射性物質の濃度限度である20ベクレル/mの約76,000分の1です。
検出されたセシウム137の値は、国が定める環境(周辺監視区域外の空気中)の放射性物質の濃度限度である30ベクレル/mの約200,000分の1です。

以上