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原子力発電所における新型コロナウイルス対策の更なる取組みについて

2021年2月9日
九州電力株式会社

原子力発電所における新型コロナウイルス対策の更なる取組みについて

 当社の原子力発電所では、電力の安定供給及び地域の皆さまから安心し信頼していただく観点から、発電所内で業務に従事する全ての当社社員及び請負会社社員が、新型コロナウイルスに対する感染予防対策及び感染拡大防止対策に徹底して取り組んでいます。

 また、昨今の全国的な感染拡大や国の緊急事態宣言発出、並びに発電所関係者の感染事案発生を踏まえ、地域の皆さまへの安心につなげられるよう、他県からの新規業務従事者への対策及び業務時間外や休日における取組み等を強化し、当社社員のみならず請負会社社員に対しても注意喚起と周知徹底を図り、発電所内で業務に従事する者全てが、家族も含め徹底して感染予防対策及び感染拡大防止対策に取り組んでまいります。

 引き続き、原子力発電所の運営のみならず、新型コロナウイルス対策に関しましても、地域の皆さまの安全や信頼につなげられるよう、原子力発電所における感染予防及び感染拡大防止への具体的な取組みや感染者が発生した場合の速やかな公表など、積極的な情報の公開・発信を行います。

1.取組みの強化及び積極的な情報公開・発信

(1)業務時間外も含めた対策の徹底

  • 宿舎内や外出時等の私的な時間帯における、3密を回避した行動を徹底
  • 会食・懇親会については、帰省時や家族を含めた私的時間帯においても、当面の間、原則自粛
  • 感染が流行している地域への不要不急の移動を自粛するとともに、緊急事態宣言発出地域への出張や外出の原則中止、及び帰省等のため県外へ移動する者について、感染予防対策や感染拡大防止対策を確実に実施するよう徹底して管理

他県からの入構者への対策

  • 発電所立入り予定の2週間前からの健康状態や行動履歴等に問題がないことを確認
    特に行動履歴中に会食等がある場合は入構不可
  • 新たに発電所に立入る者は、立入り前に保健師等による専門的な問診を実施し、少しでも感染の恐れがないことの確認を徹底
  • 今後の定期検査や工事に伴う他県からの新規入構者については、原則、出発地で事前にPCR検査を実施

(2)注意喚起と対策の周知徹底

  • 業務時間外や休日における取組み等の対策の強化についても、当社社員、請負会社社員、その家族全てに浸透するよう、改めて発電所内の当社と請負会社で構成する「安全衛生協議会」を開催し、注意喚起と周知徹底を実施
  • 今後も感染予防対策及び感染拡大防止対策に確実に取り組むよう、定期的に取組状況をチェックするとともに、継続的に注意喚起や周知徹底を実施

(3)地域の皆さまの安全・安心につながる積極的な情報の公開・発信

  • 感染予防対策、感染拡大防止対策への取組みについて、さまざまな機会を通じた説明や情報公開、情報発信に努めており、今後とも、積極的に実施
  • 感染者が発生した場合には、関係機関へ迅速な情報連絡を行うとともに、感染拡大防止対策の状況等についてプレス公表を実施

2.基本的な対策

(1)感染予防対策

業務管理

  • 手洗い、うがい、アルコール消毒、咳エチケットの徹底
  • 風邪の症状、味覚・臭覚の異常兆候がある場合の出勤待機(症状が継続する場合や息苦しさ・強いだるさ・高熱等の強い症状の何れかがある場合には受診・相談センターへの連絡を指示)
  • 通勤車両(通勤バス等)内の対策(換気、マスク着用、消毒等)
  • 執務室への入室前(直前)のアルコール消毒の更なる徹底及び定期的な換気の実施
  • 共用部に不要なものを置かないようにするとともに、定期的な消毒を実施
  • 多数の参加者が集まる会議開催の自粛
  • 一般見学等の一時立入の受付停止
  • 業務上必要な部屋以外の出入りを原則禁止

出張・外出

  • 出張、外出は、TV会議の活用などにより原則実施しない。実施する場合でも必要性を精査して慎重に実施(請負会社社員へもお願いを実施)

安全・安定運転継続対策

  • 運転当直員は、通勤時を含めた勤務時間中のマスク着用
  • 運転当直員の食事時の他の社員との隔離
  • 運転当直員以外の中央制御室への不要不急の入室禁止(入室の際は健康確認、アルコール消毒、マスク着用)
  • 運転当直員を号機間で離隔(中央制御室における運転当直員間の間隔を確保、通勤車両の分乗)
  • 要員の確保等の交代体制の確保
  • 当直課長席周辺に飛沫感染防止のためのアクリルボードの設置

(2)感染拡大(集団感染)防止対策

  • PCR検査受検の段階から、迅速な情報把握のための関係者間の連絡を徹底
  • PCR検査結果を待たず、直ちに当該社員(請負会社社員)が勤務していた職場やエレベータなどの共用部分の消毒を実施
  • また、自主的に接触の可能性がある者を特定し、出勤待機などの対策を実施。その後、感染が判明した場合は、保健所の指示に従い適切に対応
  • 出勤待機中は、健康状態の変化に留意し、不要不急の外出自粛、行動管理の徹底

以上