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発電

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見解9

プルトニウムの特性と原子力発電所の被ばく管理について

広告内容:

プルトニウムは超猛毒物質。1gで年摂取限度値の1.4億人分!


当社見解:

 プルトニウムの吸入による年摂取限度は,国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告に基づいて定められており,プルトニウム239(酸化物)の吸入に関する年摂取限度は約0.3μgです。これをもとにして,単純に計算すると,1gのプルトニウムは約300万人強分の年摂取限度に相当します。ただし,プルトニウムから発せられる主な放射線であるアルファ線は,紙1枚でもさえぎることができることから,プルトニウムを吸入することがない限りは,身体に大きな影響を与えることはありません。

 原子力発電所においては,MOX燃料に含まれるプルトニウムはウランと混ぜて陶器のように焼き固めたうえ,金属でできたさや(燃料被覆管)に密封して燃料棒とし,その燃料棒を燃料集合体として組み立てた状態で取り扱いますので,プルトニウムが容易に外部に露出するような構造とはなっていません。また,MOX燃料は,原子炉容器や原子炉格納容器など五重の壁で閉じ込められており,ウラン燃料と同様に,「水に溶けにくい」「気体になりにくい」「比重が重い」という特徴をもっていることから,万が一燃料が壊れるような事故が起きた場合でも,プルトニウムが水に溶け出して拡がったり,ガス状になって遠くまで飛散することは考えられません。

 なお,MOX燃料からは,中性子線やガンマ線などの放射線も出ていますが,これらの放射線については,MOX燃料の取り扱いの際に遮へいを施した専用の受け入れ装置による遠隔操作を行うことや,貯蔵の際には水中で保管することなどで,放射線の被ばくを少なくする対策をとります。

 したがって,プルサーマルの実施によって原子力発電所の作業員や周辺住民が,法律で定められた基準を超えて被ばくすることはなく,さらに基準よりも低くなるように管理していきます。

 


図:玄海3号機の「5重の壁」


玄海3号機の「5重の壁」の図説

受入設備の写真
MOX燃料受け入れ装置の例

発電所でMOX燃料を受け入れる際は,遮へいを施した専用の受け入れ装置を使用します。

使用済燃料ピットの写真
使用済燃料ピット
(MOX燃料などを水中保管)