事業概要

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見解13

事故の影響範囲について

広告内容

大事故が起きた場合、放射能による被害はウラン燃料と比べて、距離で2倍、広さで4倍にも達するとの指摘もあり、被曝の影響を受ける人は大幅に増えることが予想されます。

当社見解

原子力発電所では、放射性物質をしっかり閉じ込めますので、万が一、事故が発生したとしてもプルサーマルだから被害が大きくなるということはありません。

具体的には、運転員のミスや機器の故障が起きないよう、運転員の教育や機器の点検を徹底して行うとともに、様々な事故を想定して何重もの防護システムを設けています。万が一、事故が起きたとしても放射性物質が外部に漏れ出さないように、「5重の壁」でしっかり閉じ込めます。

また、プルサーマルで使うMOX燃料も、現在の原子力発電で使われているウラン燃料と同様にペレットに焼き固められており、「水に溶けにくい」「気体になりにくい」「比重が重い」という特徴を持っています。そのため、万が一大きな事故が起きた場合でも、MOX燃料が水に溶け出して拡がったり、ガス状になって遠くまで飛散することは考えられません。

さらに、発電に伴い発生する放射性物質の「よう素」などの量は、ウラン燃料の場合と大きく変わらないことから、プルサーマルだからといって、事故の影響が大きくなるということはありません。

図:玄海3号機の「5重の壁」

玄海3号機の「5重の壁」の図説

図:ペレットの特徴

ペレットの特徴の図説