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発電

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MOX燃料を現在の原子力発電所で使用すると,制御棒の効きが悪くなり,危険性が増すのではないですか?

Q: MOX燃料を現在の原子力発電所で使用すると,制御棒の効きが悪くなり,危険性が増すのではないですか?

A:

MOX燃料を使用することで制御棒の効きはたしかに悪くなりますが,その程度はわずかであり,原子炉を停止させる能力は,余裕を持って十分に確保できます。
また,運転開始前には実際に十分な余裕があることを確認したうえで,運転に入ります。

<解説>

 原子力発電は,ウランやプルトニウムに中性子を吸収させることによって起こす核分裂のエネルギーを利用する発電方法です。

 原子炉の出力を変動させるには,中性子の数を増減させる必要があり,その役割をするのが制御棒です。制御棒には中性子を吸収する働きがあり,この働きによって核分裂の数をコントロールしています。

 ところで,MOX燃料を使うと,ウラン燃料だけで発電する場合と比べてプルトニウムの量がやや多くなり,プルトニウムはウランよりも中性子を吸収しやすいので,制御棒の効きがわずかに悪くなります。

 しかし,原子炉に入れるMOX燃料の数を制限したり,燃料を適切に配置することにより,制御棒が原子炉を停止させる能力について,必要とされる余裕分も含めて十分に確保できます。また,運転開始前には実際に制御棒の効き具合を測定し,十分余裕があることを確認する国の検査を受けた上で運転に入りますので問題はありません。

制御棒の効きの評価結果

制御棒の効きの評価結果の図

(注)臨界(核分裂反応が持続される状態)にしないための余裕の度合い
<出典>プルサーマルシンポジウム(10/2)資料より抜粋