ナビゲーションをスキップして本文へ グローバルナビゲーションへ ユーティリティナビゲーションへ フッターメニューへ
MENU CLOSE

文字サイズ

プレスリリース

  • このリンクをシェア
  • ツイート
プレスリリース

玄海原子力発電所 ほう酸濃縮液タンク増設に伴う遮へい用コンクリート壁設置工事に係る使用前検査において確認された証明書類の問題について

平成17年7月6日
九州電力株式会社

玄海原子力発電所 ほう酸濃縮液タンク増設に伴う遮へい用コンクリート壁設置工事に係る使用前検査において確認された証明書類の問題について

 当社は,玄海原子力発電所におけるほう酸濃縮液タンク増設に伴う遮へい用コンクリート壁設置工事に係る使用前検査に関し,原子力安全・保安院に提出していた資料の内,コンクリート工事の試験・検査のために使用する計量器(台手動はかり及び電子天びん)を校正する基準器の検査記録に疑義があるとの指摘を原子力安全・保安院から受けました。
 調査を行った結果,当該検査記録に偽造の事実があることが判明し,本日,原子力安全・保安院に報告書を提出しました。

 当該計量器は,コンクリート製造事業者所有のもので,有限会社佐賀内田衡器製作所に外注して定期的に校正が行われていました。同社は計量器の校正に使用する分銅が所定の質量であることを検査するための基準器を所有しており,その基準器の検査を,工業技術院計量研究所(平成13年4月に独立行政法人産業技術総合研究所へ組織変更)にて行っていないにもかかわらず,工業技術院計量研究所が発行したとされる検査成績書の日付を平成13年11月及び12月と偽造し,基準器の検査記録として,そのコピーを提出していたことが判明しました。

 このことから,玄海原子力発電所において,同社が校正を行った計量器が試験・検査に使用されていたコンクリート工事を調査した結果,5件(工事中を含む)の工事が該当することを確認しました。
 当該計量器については,偽造の事実判明後,財団法人日本品質保証機構において,改めて計量器の健全性を確認した結果,使用公差を満足していたことから,5件の工事においても,使用公差の範囲内で測定できていたものと考えられます。
 また,コンクリート製造時に実施している試験の結果について,計量器の最大公差まで器差があったと仮定して,コンクリート工事の試験・検査当時の数値の再評価を行った結果,それぞれの試験の管理値を満足していることから,コンクリート性状に影響を与えるものではないと考えています。
 基準器の検査記録に偽造は認められましたが,前述のとおり改めて確認した結果,当該計量器は所定の精度を満足するものであり,生コンクリートの試験・検査の結果自体には何ら影響を与えておらず,玄海原子力発電所で使用された,コンクリートの健全性は確保されていると判断しています。
 なお,5件の工事のうち,4件については,今後,電気事業法に基づく国の使用前検査を受検する予定です。

 今後,当社はコンクリート製造事業者が外注した計量器の校正記録及び検査成績書について,原本または発行元への照会による確認等を行うこととします。
 今回の件は原子力安全・保安院の指摘により判明したことから,当社としてはこのことを重く受け止め,協力会社を含め管理体制の強化を図ることと致します。



基準器 検定その他の計量器の検査を行うときに基準として使用する計量器
使用公差 使用されている計量器ごとに定められた誤差の許容範囲
器差 計量器が実際に示す値と本来示すべき値との差


以上

PDFファイル コンクリート工事の発注体系 (532KB)