プレスリリース

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プレスリリース
平成20年6月23日
九州電力株式会社

玄海原子力発電所4号機自動停止の原因と対策について


 玄海原子力発電所4号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力118万キロワット)は、通常運転中のところ、6月20日4時41分、発電機の「固定子コイル差圧異常小」の信号による発電機トリップにより、原子炉が自動停止しました。
  なお、非常用炉心冷却設備(ECCS)は作動せず、また、本事象による環境への影響はありませんでした。
(平成20年6月20日 お知らせ済み)
 その後の点検調査により、定期検査中に固定子冷却水を浄化するためのストレーナに装着したパッキンが、A固定子冷却水ポンプの内部に付着していることを確認しました。この結果、ポンプの吐出流量が低下し、発電機固定子冷却水差圧が低下したため、発電機が自動停止したものと推定されます。
  対策として、固定子冷却水浄化後にストレーナに装着したこし網を取り外すときは、パッキンも確実に取り外すよう作業手順書に明記するなど、更なる作業管理の徹底を図ることとします。

 今後、準備が整い次第、原子炉を起動し、発電を再開する予定です。

以上

添付ファイル PDFファイル 玄海原子力発電所4号機 発電機固定子冷却水系統点検結果 (1,646KB)