プレスリリース

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プレスリリース

平成23年2月8日
九州電力株式会社

玄海原子力発電所3号機 漏えい燃料集合体の調査結果について

 玄海原子力発電所3号機(加圧水型軽水炉、定格電気出力118万キロワット)は、1次冷却材中のよう素濃度に上昇傾向が認められたことから、平成22年12月11日より第13回定期検査を前倒して実施し、燃料集合体全数193体(ウラン燃料177体、MOX燃料16体)について、漏えいを特定する検査を行いました。
 検査の結果、燃料集合体1体(ウラン燃料)に漏えいが認められたことから、1次冷却材中のよう素濃度の上昇は、当該燃料集合体からの漏えいによるものと推定し、当該燃料集合体について詳細調査を実施することとしました。

(平成22年12月10日、平成23年1月18日 お知らせ済み)

 漏えいが認められた燃料集合体1体の詳細調査をおこなった結果、超音波による調査で燃料棒1本に漏えいが確認されたことから、当該燃料棒について、ファイバースコープによる外観調査等を行いましたが、異物の混入、損傷及び著しい腐食などの異常は認められませんでした。
 このことから、今回の1次冷却材中のよう素濃度上昇は、燃料棒に偶発的に発生したピンホールからの微少な漏えいが原因であると推定されます。
 漏えいが確認された燃料集合体は、再使用しないこととします。
 なお、本事象は運転上の制限値を十分下回っており、発電所の安全性及び環境への放射能の影響はありませんでした。

 

以上