玄海原子力発電所2号機(加圧水型軽水炉,定格電気出力55.9万キロワット)は,11月14日から第20回定期検査を実施しています。
今回の定期検査開始前の通常運転中に,1次冷却材中のよう素濃度に増加傾向が認められていたことから,燃料集合体全数(121体)について調査を実施した結果,燃料集合体1体に漏えいが認められました。このことから,1次冷却材中のよう素濃度が増加した原因は,燃料集合体からの漏えいによるものと推定されます。
漏えいの認められた燃料集合体については,健全な燃料集合体に取り替えることとします。
また,当該燃料集合体については,超音波及びファイバースコープによる調査を実施することとします。
なお,本事象による環境への放射能の影響はありませんでした。
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