プレスリリース

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プレスリリース

平成27年3月26日
九州電力株式会社

竜宮滝発電所(熊本県)が、3月26日に営業運転を開始しました。

‐山都町の豊かな水資源を有効活用した水力発電所の建設‐

 当社は、熊本県上益城郡山都町において竜宮滝発電所の建設を進めてまいりましたが、電気事業法に基づく使用前自主検査を終了し、本日、営業運転を開始しましたので、お知らせします。

 本発電所は、水資源の有効活用を図るため、緑川水系大矢川から取水するかんがい用水路注1(大矢川水利組合管理)の遊休落差約20mを利用した最大出力200kWの水力発電所です。なお、年間の発電電力量は約1.7百万kWhを想定しており、これは一般家庭約500世帯が1年間に使用する電力量に相当します。

 本地点は、町の観光資源である竜宮滝(矢部四十八滝のひとつ)に隣接していることから、関係自治体や地元関係者と協議を重ね、発電所工作物の形状や色彩に配慮した計画としました。

 当社は、今後も地球温暖化への対応及び国産エネルギー有効活用の観点から、再生可能エネルギーの積極的な開発、導入に努めてまいります。

注1 かんがい用水路とは・・・ 農作物の栽培に必要な水を水源から農地まで供給するための水路のこと。

〔竜宮滝発電所の概要〕
発電所所在地 熊本県くまもとけん上益城郡かみましきぐん山都町やまとちょう
水系及び河川名 緑川水系大矢川
最大使用水量 1.40m3/s
有効落差 19.53m
最大出力 200kW
年間発電電力量 約1.7百万kWh
竜宮滝発電所位置図

以上