プレスリリース

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2021年8月26日
株式会社西日本シティ銀行
九州電力株式会社


"西日本シティ銀行の顧客基盤"と"九州電力の知的財産"を活用した連携事業の開始について
-西日本FH Big Advanceを活用した地場企業の課題解決支援-

 株式会社西日本シティ銀行〔取締役 頭取(代表取締役) 村上 英之、以下「西日本シティ銀行」〕と九州電力株式会社(代表取締役社長執行役員 池辺 和弘、以下「九州電力」)は、Web上のプラットフォーム「西日本FH Big Advance」を活用し、九州電力が保有する知的財産を西日本シティ銀行の取引先企業に紹介する連携事業を開始しますので、お知らせします。

 なお、九州電力が金融機関と知的財産活用の分野で連携事業に取り組むのは、今回が初めてです。

 西日本シティ銀行と九州電力は、今後も地元企業として、企業の支援を通じた地域の活性化に貢献してまいります。

※九州電力は、省エネや環境技術など約110件の知的財産を保有しています。保有知的財産をSDGsの視点で整理した一例は別紙をご参照ください。

1.背景

 人口減少・少子高齢化や地球温暖化による気候変動に加え、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、働き方・ライフスタイルの変化やデジタル化の進展が加速しています。こうした環境の変化により、企業が抱える課題は多様化し 、新たな事業の開発や既存事業の強化が必要とされています。

 そこで、西日本シティ銀行と九州電力は、両社の掲げる中期経営計画を踏まえ、それぞれの持つリソースを有効に活用することで、地場企業が抱える課題の解決を支援し、地域の持続的な発展を図ることを目的とした連携事業の開始に至りました。

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2.連携事業の概要

  •  九州電力は、電力事業における安全性・耐久性の向上やコスト抑制、環境の維持・保全、さらには蓄電・省エネルギーなど電気利用の高度化を目的として、総合研究所を中心に、長年、研究開発を続けており、多数の知的財産を保有しています。
     これらの知的財産につきましては、これまで社内や共同研究先での利用が中心でしたが、今回、電力事業以外の幅広い分野で活用していただくことを目的に、西日本シティ銀行の取引先企業に紹介いたします。
  •  西日本シティ銀行は、九州電力と当行の取引先企業との間を取り持つ「ハブ機能」を担い、取引先企業が必要とする九州電力の知的財産を紹介します。
  •  取引先企業への知的財産の紹介は、「西日本FH Big Advance」のオープンイノベーションに九州電力がパートナーとして参加し、Web上で行います。

スキーム図

スキーム図

  1. ① 九州電力は西日本FH Big Advanceに、自社が保有する知的財産に関する情報を掲載します。
  2. ② 西日本シティ銀行の取引先企業は、西日本FH Big Advanceに自社技術・ノウハウを提示して、九州電力との連携にエントリーします。
  3. ③ 西日本シティ銀行は、②のエントリー情報を九州電力に提供します。
  4. ④ 西日本シティ銀行は、取引先企業と九州電力のマッチングを調整し面談を実施します。
  5. ⑤ 西日本シティ銀行は、取引先企業に九州電力の知的財産を活用した事業支援を提案します。

3.連携事業の開始日

2021年9月1日(水)

以上