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エネルギーミックス/再生可能エネルギー/原子力発電 <2016(平成28)年度>

主なご意見・ご要望

エネルギーミックス

  • 九州は、太陽光、水力等の再エネ電源が豊富であるため、国全体のエネルギーミックスとは別に、九州における最適ミックスがあるのではないか。

再生可能エネルギー

  • 太陽光発電の開発は林野を伐採して進められており、緑がどんどん失われていく。九電の地熱発電に期待しているが、今後の開発計画はどうなっているのか。
  • 再エネの拡大によって、地場企業やニュービジネスや雇用の拡大にも繋がるが、不安定でバックアップが必要なことに加え、出力抑制の必要性が生じるなどの問題も多い。九電の現状からすると、九州内でどこまで再エネの導入が可能なのか。

原子力発電

  • 原子力発電の説明においては、PWRとBWRとの違いなど「安全」に関することを具体的根拠に基づいて丁寧に行うことが大事。フェイス・トゥ・フェイスで説明者の熱意や思いが伝わることで、ハートの中に信じて良いという感情が生まれ、聞く側の「安心」に繋がるのではないか。
  • 川内原子力発電所を見学に行ったが、一般企業では考えられない程の厳重な安全対策を実施していることが印象的であり、これなら大丈夫だと思えるようになった。見学することは非常に大事だと思う。
  • 原子力は国際的に全て止めてしまうという選択を行うなら別だが、現状では技術を持っておかなければならない。技術者、研究者が絶えないようにしてほしい。
  • 原子力発電所の安全性を伝えることができるのは、事業者である九州電力。なぜ、原子力と向き合っていく必要があるのかという部分まで掘り下げて説明してほしい。

取組みの方向性

  • 原子力発電は、国の「エネルギー基本計画」において「重要なベースロード電源」と位置付けられており、さらに「長期エネルギー需給見通し」において、2030年度の原子力比率を20~22%とする電源構成比率が示されました。
    当社としても、原子力発電は、エネルギーセキュリティ面や地球温暖化対策面などにおいて総合的に優れていることから、安全の確保を前提として、その重要性は変わらないものと考えています。
  • 原子力については、福島第一原子力発電所のような事故は決して起こさないという固い決意のもと、国の新規制基準を踏まえて、安全確保に万全を期すための対策を実施しています。更に規制の枠組みに留まることなく、最新の技術的知見やデータの収集に努めながら、原子力発電所の安全性・信頼性の向上に取り組んでいます。
  • また、再生可能エネルギーは、国産エネルギーの有効活用、並びに地球温暖化対策として優れた電源であることから、太陽光、風力、地熱、水力、バイオマスなどについて、グループ一体となった開発や地域社会との共同による開発推進など、積極的な開発・導入を推進しています。
    しかしながら、太陽光や風力は気象条件や時間帯等によって発電出力が左右される不安定な電源であることから、火力などのバックアップ電源と組み合わせることが不可欠です。
  • 当社は、エネルギーの長期安定確保及び地球温暖化対策の観点から、安心・安全の確保を前提とした原子力の推進や、再生可能エネルギーの積極的な開発・導入を進めてきました。
    今後は、電力小売り全面自由化を踏まえ、競争力と安定性を備えた電源の確保に努めるとともに、様々な環境変化に伴い電源の強み・弱みが変化しても、柔軟に対応できるよう競争力を確保し、原子力、石炭、LNG、水力・地熱等の再生可能エネルギーをバランスよく保有していきます。