エネコミ

2016年9月配信

2016年 9月8日
九州電力/玄海原子力でも特別点検実施へ

 九州電力は6日、川内原子力発電所と同様の特別点検を玄海原子力発電所3、4号機で実施する方針を佐賀県に伝えた。
 三反園訓鹿児島県知事による川内原子力の即時停止・再点検要請に対し、九州電力は5日、特別点検の実施などを柱とした回答を行った。その内容について6日、山元春義取締役が佐賀県庁で山口康郎・県民環境部長に説明し、玄海原子力でも特別点検を行う考えを示した。川内原子力の特別点検は基本的に10月6日以降の定期検査期間中に実施するが、一部の点検項目は定検前に始める。
 玄海原子力での特別点検の実施時期は未定。プラントが川内原子力の3ループに対し4ループであることや、地盤、立地場所など玄海原子力の特徴を考慮し、有効な特別点検ができるよう検討する方針だ。

(電気新聞2016年9月8日付2面)