エネコミ

2017年1月配信

2016年 12月22日
佐賀県、九州電力・玄海原子力の再稼働巡り第三者委を設置

 佐賀県は20日、九州電力玄海原子力発電所3、4号機の再稼働に関して様々な観点からの意見や専門的な助言を行う第三者委員会を設置したと発表した。県内各界の代表者と学識経験者で構成される「玄海原子力発電所の再稼働に関して広く意見を聴く委員会」の会長には副島良彦副知事が就任する。同委員会は26日に初会合を開催する。
 同委員会の委員30人は農業協同組合や商工会議所、医師会など様々な分野の代表者から構成される。委員会として答申などを行う予定はない。
 また、専門的助言を行うために同委員会に20日、設置された「原子力安全専門部会」の初会合は27日に開催する。専門部会のメンバーは7人で、会長には原子力工学を専門とする九州大学名誉教授の工藤和彦氏が就く。工藤氏は同委員会の委員も務める。
 そのほか、専門部会の委員には地震学や基礎放射線医学の専門家が参加する。

(電気新聞2016年12月22日付2面)