九州電力の瓜生道明社長は28日の株主総会後の会見で、早期の再稼働を目指す玄海原子力発電所3、4号機について、「少なくとも1基は今年度内に、審査が進むという期待は持っている」と述べた。
また、4月に開始したガス小売事業が今月16日時点で2万6千件を超えたことについて、「いろいろな営業活動が蓄積した効果が表れ出した」とする一方、「西部ガスのつなぎ止める力の大きさを実感している。今後も相対での説明で理解してもらい、スイッチングを図りたい」と強調した。
株主総会の中で、川内原子力の再稼働に対する一定の評価や再生可能エネルギー関連、配当性向などの意見・質問があったことに対しては、「原子力関連だけでなく幅広いテーマの意見が聞けた」と感想を述べた。
(電気新聞2017年6月29日付1面)