エネコミ

2017年7月配信

2017年 7月6日
台風3号/九州、中国広域で停電が発生

 台風3号の通過に伴う強い風雨の影響で4~5日、九州電力、中国電力エリアなどで停電が発生した。九州電力エリアでは長崎、熊本、大分県を中心に延べ約11万3200戸、中国電力エリアでは午後5時20分から5日午後2時までに延べ約1万1200件が停電した。
 九州電力は4日午前7時すぎから防災体制に入り、本店に非常災害対策総本部、長崎、熊本、大分の3支社に非常災害対策本部を設置し、早期復旧に全力を挙げ、4日の午後9時38分に高圧配電線への送電を完了させた。
 中国電力は5日午前7時45分に災害対策準備総本部を本社に設置し、警戒体制に入った。午後2時30分に解除し、通常体制に移行した。島根支社では午前8時15分に災害準備対策室を立ち上げ、警戒体制となったが正午に解除した。
 ただ、島根県浜田市内では約30件の停電が続いており、復旧の見通しは立っていない。設備被害については、5日午後2時の時点で高圧線1カ所の断線と電柱3本の損傷や流出が確認されている。いずれも浜田市内。

(電気新聞2017年7月6日付2面)