九州電力佐賀支社(遠藤泰昭執行役員・支社長)はこのほど、佐賀支社で若手女性社員14人を対象にした「キャリアプランニング研修」を実施した。同社の女性活躍推進に向けた取り組みの一環。仕事と育児の両立に関する不安や疑問を解消し、女性社員により意欲的に業務に取り組んでもらうことが狙い。参加者は先輩女性社員によるパネルディスカッションなどを通じて、自身の長期的キャリアについて考えを深めた。先輩女性社員との交流を通じて自身の将来設計も策定した。
研修参加者は、男女の価値観の違いや女性特有のキャリア構築のポイントについて講義を受けた。その後、先輩女性社員によるパネルディスカッションなどを踏まえて自らのキャリアプランを検討。気付いたことを全体で共有した。
この研修は出産や育児に対して漠然とした不安を抱えている女性社員に対して、自身のキャリアについて考えてもらう機会を提供することが狙い。
参加者からは「(先輩女性社員に)共感することも多く、常にチャレンジする必要性を学んだ」「『ライバルは他人ではなく昨日の自分』という言葉が深く印象に残った」などの感想が聞かれた。
佐賀支社は2013年11月に立ち上げた「女性理解活動チーム」が女性の視点に立った原子力に関する理解活動を展開するなど、女性活躍推進に関する施策を積極的に展開している。
(電気新聞2017年7月13日付5面)